“金の雨を降らせる男”オカダ・カズチカ デビュー戦報酬は?「試合させてくれるだけでうれしい」

2024年01月06日 19:02

芸能

“金の雨を降らせる男”オカダ・カズチカ デビュー戦報酬は?「試合させてくれるだけでうれしい」
オカダ・カズチカ Photo By スポニチ
 新日本プロレスのオカダ・カズチカ(36)が、6日放送のTOKYO MX「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(隔週土曜後5・55)にゲスト出演し、レスラー下積み時代の思い出を語った。
 テレビゲームをきっかけにプロレス好きになり、中学卒業後に「闘龍門」の養成所に入った。稽古は厳しかったという。養成所の近くには160段ほどの階段があったといい、「そこを15往復とかするんですよ」。トランプでは出た数字の2倍、腕立て伏せをやったり、ロードワークの後にスクワット500回など、体をいじめ抜かれたという。

 当時15歳で最年少。まだ子供の体にも、メニューは容赦なかったという。「みんなに迷惑を掛けてたんですね。“僕がスクワット500回できるまで、周りはずっとやってろ”とか、“腕立て伏せ30回できるまで、周りはずっと腕立ての姿勢でキープしろ”とか」。周囲への迷惑と、練習のきつさから、「精神的にもきついなと思って」と、挫折しかかったことも明かした。

 背中を押してくれた母は、「いつでも帰ってきなさい」と優しい言葉を掛けてくれていたという。ところが、オカダが弱音を吐いたところ、返ってきたのは思わぬ一言だった。「メールしたら、母親から“もう少しだけ頑張りなさい”って来て。じゃあ、もう少しだけ頑張るかって思って」。体力不足を補うために、仲間が休んでいる間も練習を黙々と続けるなど、努力を重ねて練習メニューもこなせるようになっていったことを明かした。

 その後、プロレス留学のためメキシコへ渡り、16歳でデビューした。ギャラは「もらえないですね。僕、デビュー戦は50ペソだった。500円とかですかね」といい、「試合させてくれるだけでうれしい」と謙虚に振り返った。今やレインメーカー(短距離式ラリアット)を武器に、金の雨を降らせる男も、最初のリングの報酬は“雨粒”ほどの金貨1枚だった。
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