神田うの“心のお父さん”篠山紀信さん追悼 30年前の「2人だけの秘密の撮影」明かす

2024年01月06日 22:59

芸能

神田うの“心のお父さん”篠山紀信さん追悼 30年前の「2人だけの秘密の撮影」明かす
タレントの神田うの Photo By スポニチ
 タレントの神田うの(48)が6日、自身のインスタグラムを更新し、4日に老衰のため死去した写真家・篠山紀信さんとの“秘話”を明かした。
 「篠先生…報道で知ってから哀しみの渦…私にとって心のお父さん的存在だった篠先生…」と篠山さんへの思いをつづり、30年前の出会いを回顧。当時18歳でモデルだった神田は、幻冬舎立ち上げ第1弾となる篠山さん撮影の写真集に登場する企画が進んでいたが、両親の大反対で中止となったという。

 「内容を知った父が『衣装もレオタードも着せないで撮影だなんてダメだ』と激怒し撮影は中止になりました…元々芸能界には大反対だった両親ですから無理もありません。これは肉体美を見せる芸術だと(決していやらしい目線の作品ではないと)篠先生始め、出版社側や事務所側もそう父を説得致しましたが『何が芸術だ 何も着せないでトーシューズだけ履かせて撮影するだなんてバレエという芸術を冒涜している』と。更には『芸術を全く分かっておらん篠山紀信をここに連れて来なさい』とまで」と怒り心頭の父の様子を回顧。結局、神田は38人のモデルによる写真集「少女革命」の巻頭ページに登場することになった。

 それでも篠山さんは「世には出なくていいから、それでもどうしてもUNOを撮影したい」と言い、両親や事務所、出版社に内緒で撮影を敢行。神田は「誰もいない篠先生のスタジオで2人だけで私はトーシューズを履いて伸び伸びと踊り(撮影し)ました。2人だけの秘密の撮影です」と振り返った。

 神田が「JESUS!JESUS!」でCDデビューする際には「僕が撮影する」とジャケット撮影を買って出てくれた篠山さん。その後も「変わらずぶっ飛びなUNOを優しく見守ってくれていました」そうで、「フィルターを通してお互い少年少女のように心を通わす事が出来た方。こんなカメラマンさんは後にも先にも篠先生だけでしょう。と大人になってから気付いた事です」と人柄をしのんだ。

 「神田うのが神田うのになる前から好きでいてくれた方。篠先生、UNOの事を見つけて下さり(関わって下さり)ありがとうございました」と感謝を記し、「心からのご冥福をお祈り致します。どうかどうか安らかにお眠り下さい。大好きです」と天国の篠山さんへのメッセージで投稿を締めくくった。

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