【菅井八段と一問一答】振り飛車党の思い背負う「十分できるんだぞというところを結果で示したい」
2024年01月06日 18:04
芸能
――大田原市に来ての感想
「大田原市に来たのは今日が初めて。少し前に到着してすぐ検分だったので、まだ印象はありません」
――7番勝負の意気込み
「精一杯頑張るだけだと思っています」
――1日に能登半島地震が起きた。北陸のファンにどのような将棋を見せたいか。
「少しでも良い将棋を指して、将棋を通して力に変えてもらえたらと思う。ただ、凄く大変な思いをしている方に対して、自分が今言うべきではないかと思うのが正直なところです」
――振り飛車党の全てを背負って臨む今回のタイトル戦。決意を伺いたい
「最強の振り飛車かどうかは分からないですけど、自分の将棋のファンの方ですとか、振り飛車が好きな方も多い。振り飛車が苦しいと言われる時代ですが、十分できるんだぞというところを結果で示したいです」
――2日制の対局に臨むに当たって
「2日制を指すのは数年ぶりなので、実際にやってみないと昔の感覚が思い出せない部分があると思う。持ち時間は8時間で、いつも以上に精度の高い将棋を指さないといけないと思っています」
――タイトル戦から始まる今年。どのような年にしたいか
「勝敗や結果でその年の印象が変わるので、少しでもいい年にしたい」
――昨年11月、福間(旧姓里見)香奈女流4冠(31)が藤井に中飛車で勝った。このことは、今回の対局に参考になる?
「勝敗は知っているが、公式戦とは違いますし、持ち時間のハンディもあった。なのであまり参考にはしていません」
――ファンの間では「菅井八段なら藤井8冠に…」という風潮がある。タイトル戦で負けたことのない藤井に勝って、タイトルを獲ることへの思いについて
「1局1局やっていくしかないので、今からそれを考えても仕方が無いかなと思います」