【王将戦】藤井ファンも先読み 注文のおやつ「栗の小倉ようかん」は対局前に既に品切れ

2024年01月08日 05:26

芸能

【王将戦】藤井ファンも先読み 注文のおやつ「栗の小倉ようかん」は対局前に既に品切れ
藤井聡太王将の午前のおやつに出された栗ようかん(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第73期ALSOK杯王将戦第1局第1日 ( 2024年1月7日    栃木県大田原市・ホテル花月 )】 数十手先を読むプロ棋士のように、将棋ファンも藤井が注文するおやつを読んで、珍事が発生した。藤井は7日、午前のおやつで、開催会場「ホテル花月」の自家製和菓子「栗の小倉ようかん」をオーダーした。2年前の王将戦で藤井が2日連続注文し、話題になった逸品。実はこの和菓子、対局開始前に完売していた。
 同ホテルの田代祐介社長(50)は「今回も藤井先生が食べる、と思われたのか。年始から注文をたくさん頂きました」と明かす。おやつメニューは公開されていなかったが、対局が始まる午前9時の30分前にはすでに2週間待ちの状態。「まさか対局前から全て売り切れとは」と驚いた。創業から140年余り受け継がれてきた手作り和菓子。大粒の小豆と栗の甘みを感じられるひと品で、1日平均20本ほどしか生産できないという。

 藤井は抹茶とセットで、今回も注文。ファンの“読み通り”の展開になった。田代社長も「味を覚えていただけて、本当にうれしい」とほほ笑んだ。

 藤井が再び注文したことが報じられると、さらにホテルに問い合わせが殺到。田代社長は「もしかしたら1カ月ほどお待ちいただくかも。生産が追いつかず、申し訳ありません」とうれしい悲鳴を上げた。

 藤井は午後のおやつに「ガトーショコラ」「いちご『とちあいか』で作ったジュース」、昼食では「与一和牛カレー・スペシャル」を注文。今後は昼食も“読み”の対象になるのか――。ファンの“棋力向上”からも目が離せない。

 ≪菅井八段「うな重」爆速食い≫菅井が昼食休憩で話題をさらった。注文したのは「うな重」。定刻の午後0時半に休憩に入ったが、そのわずか10分後に対局室に戻った。配膳したホテルのスタッフによると「奇麗に完食されていた」という。SNS上では「もう食べ終わったの?」など驚きの声が続出した。おやつは、午前はホットコーヒーと緑茶だけだったが、午後には「いちご『とちあいか』で作ったジュース」「地産のフルーツ盛り合わせ」「アイスコーヒー」を注文。“フードファイター”のような食べっぷりだった。

 ≪過去にはぴよりんアイス≫過去の“藤井売れ”として有名なのが「ぴよりんアイス」。21年6月29日に名古屋能楽堂で行った王位戦第1局で、名古屋コーチンの卵を使ったひよこ形の生菓子「ぴよりん」の発売10周年を記念し、名古屋マリオットアソシアホテルと共同で限定製作した「ぴよりんアイス」を注文。報道された当時、公式サイトにはアクセスが殺到。サーバーがダウンする騒ぎになった。

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