橋下徹氏　自民・池田氏の逮捕「政治資金規正法違反、不記載の罪だけではない。脱税の罪…追徴課税が必要」

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（54）が8日までに自身のSNSを更新。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件について言及した。 　東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で衆院議員の池田佳隆容疑者を逮捕したことを受け、自民党愛知県連は7日、名古屋市内で記者会見を開いた。会長の丹羽秀樹衆院議員が「大変由々しき事態。多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げる」と陳謝した。

　丹羽氏によると、昨年末に池田容疑者本人から電話があり「ご迷惑をおかけして申し訳ない。時期が来たらお話ししたい」と伝えられたという。有権者に説明しなかったことは「国会議員としてあるまじき行為だ」と非難した。池田容疑者が受け取った裏金は約4800万円に上るとされ、丹羽氏は「同じ政治家として、そんな額が帳簿に載らず動いていたというのは不思議な感じがする。政治活動に使われるような額ではないのでは」と話した。

　橋下氏は、自民党愛知県連会長の丹羽氏が4800万円の裏金について「不思議。政治活動に使う額でない」としていることについて「単なる政治資金規正法違反、不記載の罪だけではない。巨額な裏金を手にした脱税の罪だ。追徴課税が必要」と自身の考えをつづった。