橋下徹氏「たとえ100万であったとして脱税につながるような話だったら全部アウトに」自民裏金事件に

2024年01月08日 11:43

芸能

橋下徹氏「たとえ100万であったとして脱税につながるような話だったら全部アウトに」自民裏金事件に
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部が7日、政治資金規正法違反の疑いで衆院議員池田佳隆容疑者(57)=比例東海=と政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)を逮捕したことに言及した。
 岸田政権を揺るがす一連の事件で逮捕者が出るのは初めて。現職議員の逮捕に発展したことで、捜査は新たな局面を迎えた。特捜部は還流させた派閥側も調べ、裏金づくりの実態解明を本格化させる。

 両容疑者の逮捕容疑は、共謀して2018~22年、派閥から計4826万円の還流を受けたのに、その額を除いた虚偽の収入を資金管理団体「池田黎明会」の政治資金収支報告書に記入した疑い。安倍派の裏金は5年間で6億円近くに上る可能性があり、所属議員99人の中で池田容疑者側は高額だった。

 岸田文雄首相は「大変遺憾なことであり、重く受け止めている」と官邸で記者団に述べた。自民党は7日付で池田容疑者を除名処分にした。

 橋下氏は「不記載、不記載といっていますけれど、政治資金が不記載になると、どうなるかというと、政治家個人の懐に入っていくわけです。本来だったら税金を納めないといけないのに、税金を納めずしてお金を懐に入れていたってことになれば、これは脱税になる」と指摘。

 そのうえで「そうなると、いつも金額のところで4000万とか1億とかいう話になりますけど、100万円でも脱税ってなったら、われわれ表で仕事している人間は100万の脱税で何の仕事もできなくなりますよ。だから僕は1000万とか4000万とか1億とか、ちょっと政治を知っている人たちがみんな基準を言うんですけれども、僕はこの政治資金の不記載の話は、たとえ100万であったとして脱税につながるような話だったら全部アウトにしないといけない」と自身の考えを述べた。
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