菅井竜也八段 藤井王将と我慢比べも最後は力尽く

2024年01月08日 18:32

芸能

菅井竜也八段 藤井王将と我慢比べも最後は力尽く
<第73期ALSOK杯王将戦第1局・2日日>熟考する菅井八段 Photo By スポニチ
 【第73期ALSOK杯王将戦第1局第2日 ( 2024年1月8日    栃木県大田原市・ホテル花月 )】 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第1局は、7、8の両日、栃木県大田原市の「ホテル花月」で指され、将棋の菅井竜也八段(31)が藤井聡太王将(21)=8冠=に敗れた。通算成績は菅井の0勝1敗。
 居飛車党の藤井と、振り飛車党の菅井による激闘の7番勝負第1局。両対局者ともに最も守りの堅い囲い「穴熊」に組み、互いの出方を伺うジリジリとした展開に。1日目は封じ手まで駒はぶつからず、交換もない異例の事態だった。2日目に入り、ようやく開戦。菅井は隙のない指し回しで、藤井の持ち時間を着実に削る。対局中はチョコレートや「inゼリー」でエネルギー補給。長期戦も辞さない構えで戦い抜いたが、あと一歩届かなかった。

 第2局は今月20、21日に佐賀県上峰町の「大幸園」で指される。

 ▽王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として誕生。翌51年からタイトル戦となる。初代王将は木村義雄名人。通算獲得数1位は大山康晴15世名人の20期で、羽生善治九段が12期で続く。現行の7番勝負対局規定は持ち時間各8時間(ストップウオッチ計測)の2日制。2日間とも午前9時に開始し、第1日は午後6時時点で手番側が封じ手を行い、指し掛ける。第1局は振り駒で先後を決め以降第6局まで交互に指す。第7局に持ち込まれた際には改めて振り駒を行う。先に4勝した棋士が王将位に就く。

この記事のフォト

【楽天】オススメアイテム