被災地でニセ自衛官出没 柳沢秀夫氏が憤り「決して許されないし卑劣」 自治体、自衛隊も注意喚起

2024年01月11日 18:19

芸能

被災地でニセ自衛官出没 柳沢秀夫氏が憤り「決して許されないし卑劣」 自治体、自衛隊も注意喚起
柳沢秀夫氏(2010年撮影) Photo By スポニチ
 元NHK解説委員でジャーナリストの柳沢秀夫氏が11日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、能登半島地震の被災地で出没しているニセ自衛官に憤りの声を上げた。
 発生から10日がたち、この日現在で死者は213人、安否不明者は37人が報告されている。さらに被災地では、自衛官を装って迷彩服姿で被災地の家に侵入する事案が多発し、被災者らをさらに苦しませている。石川県穴水町は10日、公式X(旧ツイッター)で、「町内で偽物自衛官の出没情報がありました!ニーズ調査を行う自衛官を装い、ウロウロしているとのことです」と、注意喚起した。

 穴水町や珠洲市などで活動する本物の自衛官は、迷彩服に「ニーズ把握隊」と書かれたオレンジ色のワッペンを身につけて活動しているという。自衛隊はこの日、会見を開き、「単独で、1人で孤立地域の家屋を訪ねて行くということはありません」と呼びかけた。番組では、本物の自衛官を見分けるポイントを複数、解説した。

 ニセ自衛官以外にも、被災者に対してブルーシートを法外な値段で売りつける悪徳業者の存在も指摘した。多くの人、物を失って悲しみに暮れる被災者に追い打ちを掛ける犯罪。柳沢氏は「被災して弱い立場になっている人に付け入るというのは、決して許されないし、卑劣な行為ですよね」と憤りを口に。「これが現実であるとすれば、もう周知するしかないですね。みんなにこういうことがあると知ってもらって、1人でもそういう被害に遭わないようにする。そうするしかないのかな」と、情報拡散の必要性を訴えていた。
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