最年少棋士の藤本四段 今年度勝率を・860へ 67年度中原16世名人の・855を上回る
2024年01月11日 21:59
芸能
後手から得意の雁木(がんぎ)に構えた藤本に対し、70歳の現役最年長棋士、青野は銀矢倉で対抗した。38手目、5筋の制空権を得るため中飛車にした藤本はさらに右王を選択。対して、青野は飛車斬りで得た金で王手飛車をかけた。駒損ながら攻めを継続したが、次第に戦力不足が明らかとなり、金銀3枚に守られた自王に詰めろがかかると投了した。
52歳差対決を制した藤本は7勝1敗と星を伸ばし、すでに全勝が消えているC級2組からの昇級争いもトップを堅持した。残り2局に半世紀以上、未踏のままだった記録更新と五段昇段もかける。