八代亜紀さん GW追悼イベント、デコトラ団体が企画検討 「トラック野郎」で運転手役務めて以来の親交 

2024年01月13日 05:15

芸能

八代亜紀さん GW追悼イベント、デコトラ団体が企画検討 「トラック野郎」で運転手役務めて以来の親交 
「トラック野郎・度胸一番星」に出演した八代亜紀
 昨年12月30日に亡くなった歌手の八代亜紀さん(享年73)を、長年交流があった“トラック野郎”が追悼した。
 八代さんは1977年の映画「トラック野郎・度胸一番星」でダンプの運転手を演じたことを機に“トラック野郎の女神”として多くのファンを集めた。当時、映画撮影に協力したデコトラ親睦団体「哥麿(うたまろ)会」は50年近くにわたって八代さんと親交を深めてきた。

 会長の田島順市さん(75)は「いつも優しく、つながりを大事にしてくれた」と感謝。八代さんが団体のイベントなどに動画やあいさつを寄せ、全国で開催されるコンサートには、各地のデコトラが応援に駆けつけた。

 昨年9月の長野県佐久市で行われたコンサートには田島さんらが訪問。八代さんは直後に膠原(こうげん)病の治療のために活動を休止し、そのまま復帰を果たすことなく旅立ったため、最後のコンサートになった。楽屋であいさつをし、デコトラを見てもらった。「体調は決して良くなかったと思う。ステージが終わった後は支えられて立っているような感じ。でも、表に立っているときはそんな姿を見せなかった」という。田島さんは、多くのトラック運転手たちが八代さんに魅せられた理由を「歌の力。トラック野郎はあの歌で働く力をもらっていた」と振り返った。

 団体は今年4、5月のゴールデンウイーク(GW)のイベントで八代さんの追悼企画も検討。田島さんは「年に何回か全国でイベントを開いているので、次回の開催で追悼したい」との意向を示した。GWのイベントは例年西日本で開催されているが「状況を見て、能登半島地震の復興支援も兼ねて北陸地方でやることも検討している」と話した。

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