八代亜紀さん 「出発点」熊本のキャバレーも悲しみ 15歳で“デビュー”した八代市「ニュー白馬」

2024年01月13日 05:20

芸能

八代亜紀さん 「出発点」熊本のキャバレーも悲しみ 15歳で“デビュー”した八代市「ニュー白馬」
2015年、歌手としての原点となった熊本県八代市のキャバレー「ニュー白馬」のステージに立つ八代亜紀さん Photo By スポニチ
 八代さんがデビュー前に立った熊本県八代市にあるキャバレー「ニュー白馬」の池田義信社長(74)は、同じ中学に通った故人を「亜紀ちゃんは地元思いの人だった」と寂しそうに語った。八代さんは15歳の時に“18歳”と偽り同店で生バンドの演奏に合わせ歌唱。父親に知られるまでのわずか3、4日だったが、店のママ・西田フサエさん(97)は「彼女が歌うと、お客さんがフロアでダンスを始めた。必ずアンコールがかかった」と大歌手の片りんを見せていたことを振り返る。
 2015年には「ここが私の出発点」とロバート・ジョンソンの「スイート・ホーム・シカゴ」を、熊本の情景を盛り込んだ歌詞に替え「スイート・ホーム・クマモト」として発表。「白馬は聖地さ」と歌うミュージックビデオは、現存する最後のキャバレーと言われる同店で撮影した。池田社長は「いつも地元を思ってくれていてうれしかった。唯一無二の歌声を持っていたけれど、天然なところがあって可愛らしくて。今年のマラソン大会には戻ってくるかな、絵画展も開いてくれるかなと再会を楽しみにしていました」と肩を落とした。
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