AKB　“ポスト柏木”時代の新センターは2カ月前まで研究生の19歳「怖い場所ではあるけど…」

　AKB48が6日、公式X（旧ツイッター）を更新し、7月17日に発売する64枚目シングル（タイトル未定）のセンターを佐藤綺星（あいり＝19）が務めると発表した。 　5日までに4日間かけて全18人の選抜メンバーが発表されたが、センターは未発表だった。劇場内に呼び出された佐藤は、テーブルに置かれたタブレット端末の動画で「佐藤綺星、単独センター決定です。おめでとう」と知らされ、思わず両手で顔を押さえて息をのんだ。

　17年にわたりグループの中心メンバーとして活躍してきた柏木由紀が、4月30日をもって卒業。ポスト柏木時代の新センターは、2カ月前まで研究生だった新星に委ねられた。

　「加入する前からずっとセンターに憧れていて、やっぱりAKB48のセンターといえば前田敦子さんとか大島優子さんとか輝いていて、AKBを象徴する方だなってすごく思っていたので、ずっとセンターを目指して頑張ってきた」。センターを務めるに当たり、過去の名センターの名を挙げて語った。

　だからこそ、その重みも実感ししているという。「やっぱりすごくセンターって怖くて、怖い場所ではあるんですけど、自分からなりたいとずっと言ってきたので、任せていただけてすごくうれしいですし、もっともっとAKBのいろんな魅力を伝えていけるように、周りの皆さんの力を借りながらも頑張りたいと思います」と意気込んだ。センターに決まった心境を問われると、目に涙をためながらも「やったー！うれしい…」とガッツポーズを見せた。

　佐藤は22年に17期生メンバーとして加入。同年発売の「久しぶりのリップグロス」で、研究生ながら選抜入りを果たすなど、新時代のホープとして注目された。3月のコンサートで、正規メンバー昇格が発表されたばかりだった。姉は15期生で卒業した佐藤妃星。

　発表された選抜メンバーは以下の通り。秋山由奈、大盛真歩、小栗有以、倉野尾成美、佐藤綺星、下尾みう、田口愛佳、千葉恵里、徳永羚海、長友彩海、橋本恵理子、正鋳真優、水島美結、向井地美音、村山彩希、八木愛月、山内瑞葵、山崎空。