長谷川穂積氏 引退するか悩んだ時「凄く助かるアドバイス」をくれた人気お笑い芸人 「吹っ切れる一つに」

2024年05月16日 11:07

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長谷川穂積氏 引退するか悩んだ時「凄く助かるアドバイス」をくれた人気お笑い芸人 「吹っ切れる一つに」
長谷川穂積氏 Photo By スポニチ
 プロボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(43)が15日深夜放送のTOKYOFM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木深夜1・00)に出演。引退するか悩んでいた時にアドバイスをくれた芸能人について語った。
 長谷川氏は元WBC世界バンタム級、元WBC世界フェザー級、元WBC世界スーパーバンタム級王者で、バンタム級では10度の防衛に成功している。

 この日は親交があるお笑いタレントの小籔千豊とトークを展開。自身のボクシング人生については「凄い時、10回連続防衛してワーッと言われる時もあれば、負けてちょっと苦しい時もあって。その両方を経験できた時が財産かなと思いますね」と振り返った。

 小籔は「僕がお会いした時っていうのがちょっと負けはって、続いてる時の」と言い、「長谷川さんが“僕は辞めた方がいいんですかね”みたいなお話の中で」と長谷川から引退した方が良いのか相談されたことがあったとした。

 「強い時は“凄いぞ”“かっこええ”“頑張れ!”“KOせえ!”みたいな感じやったのが、負け続いてるけど試合をされている時は“もうええぞ”とか。“もうええ”っていうのは野次じゃなくて長谷川さんのことを心配して、ダウンして立って行こうとした時に“もう辞めとけ!”“体が心配や”みたいな声援があると。この声援受けてんのにやっていいんだろうか、みたいなことを言うてはったんですよね」と小籔。

 長谷川は「本当に小籔さんに番組で共演させていただいてご相談させていただいて」と言い、「クリンチした時、“おい離れろよ”“クリンチばっかりするな”って言われるのが本来のボクサーで。でも僕はみんなが体を心配しすぎて“それでいい、それでいい”ってクリンチしたら拍手が起きるとか。それで、これってプロの仕事できてるのかなっていう自分の中で葛藤があって」と振り返った。

 「本当にもう潮時なんやろなって思ってた時に」小籔に相談し、「凄くあの時のことは僕は今でも覚えてるんですけど、僕にとっては凄く助かるアドバイスを頂いて」と長谷川。「で続けて、結果世界チャンピオンになれたんで、本当に小籔さんがあの時いなかったら辞めた可能性も本当にあるんですよ」と感謝した。

 「自分で言うのもなんですけど、性格真面目なんで、プロとしてできてないんであれば情けない目で見られたくない。あわれみの目で見られたくはないんでちょっと悩んでて」。

 小籔からはクリンチすると拍手が起こることについては「僕はそれでいいと思う」との言葉が。「なんでアスリートを見るかっていうと、凄いものを見たいのが一つ。もう一つは努力したところをみたい、感動したいっていうところでアスリートを見る」「たとえクリンチしてもそれで見てくれてる人は感動する人もいるし、プロとしての仕事ができてる。だから僕は全然いい。胸を張っていい」とアドバイスされたという。

 長谷川は「その胸を張っていいって言ってくれた言葉が特に、あ、そうなんか、こんな考えてどうしようって思わなくていいのかなって吹っ切れる一つになったんで」としみじみと話した。

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