桂塩鯛が10月に一門ゆかりのホールで独演会 亡き師匠・桂ざこばさんの得意演目披露
2024年09月18日 17:56
芸能
「“阿弥陀池”はね、師匠が“オレがはやらせたんや”言うてね。米朝師匠がやってたものを“コンパクトにオレが分かりやすくしたんや”と言うてましたわ」と懐かしがった。人情深い奉行が活躍する「鹿政談」については「師匠、性に合わなかったんでしょうね。奉行というより犯罪人の方でしたから(笑い)。決まりゼリフがあるような噺は大嫌いですねん」と笑わせた。
ざこばさんについては、あらためて「幸せな人やったと思いますよ。好きなことして、やってきたいろんな事をエキスにして落語に還元して。いい噺をするお師匠さんやった」としみじみ話し「ボクは師匠の“間”が好きでね。50歳超えたぐらいからの独特の“間”が」とほほえんだ。
米朝事務所と縁深い同劇場での独演会も16回目。09年「落語家になった時はここ(サンケイホール)での独演会を最終目的にしてたぐらいやのに、こんなに長くさせてもらえるなんて、ありがたくて幸せ」と感謝していた。