玉川徹氏 斎藤知事巡る問題のポイントは「告発文書の犯人捜しと、7項目の疑惑の中の公金の使い方」

2024年09月19日 14:07

芸能

玉川徹氏 斎藤知事巡る問題のポイントは「告発文書の犯人捜しと、7項目の疑惑の中の公金の使い方」
「ラジオのタマカワ」公式X(@radio_tamakawa)
 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が19日、自身がパーソナリティーを務める、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)に出演。斎藤元彦兵庫県知事(46)の疑惑告発文書問題について言及した。
 県議会各会派は、きょう19日に開会した9月議会で補正予算案を審議し、成立後の夕方に不信任決議案を採決する。不信任案を提出後に各会派が賛成の立場で討論し、採決は夕方以降となる見通し。可決は確実な情勢で、斎藤氏は辞職・失職か議会解散の選択を迫られる。

 フリーアナウンサーの原千晶が「この問題の抑えておくべきポイントはどんなところでしょうか?」と聞くと、玉川氏は「連日、情報番組、ワイドショーで徹底的に取り上げられている。というのは、関心があるんですよ。関心が高いからやるという状況なんです、テレビはね。相当関心が高い」と言い、「今年3月に県民局長に人が内部告発をしたんです。外部のマスコミに通報したんですけど、何を通報したかというと、斎藤元彦知事とその側近がやっていることがおかしいんじゃないかってことで7項目の告発をしました。その中にはよく取り上げられているパワハラの問題とか、おねだりの問題とかある」とこれまでの経緯を説明。

 そして、「これにかなり早い段階で知事側が気が付くんですよ、この告発。本当はやっちゃダメなんだけど犯人捜しをして、突き止めて、それで結構脅しみたいなことをやって、それでつぶそうとした。ここが最大の問題ですよね」と自身の受け止めを述べ、「もちろん7つの疑惑の中には捨てておけないようなものもある。県のお金を使ってキックバックが行われたとかの疑惑もあるんで、こういう問題は続いていくと思うんですけど、きょうにヤマ場が来ている。議会が不信任決議案というのを突き付ける。そういう局面に来ている」とした。

 そのうえで「大きなポイントが2つあり、1つは公益通報者を守らないといけないという法律がある。この人を守らないと怖くて通報できないわけです。公益通報者を守らない限り公益通報がないから悪い状況がずっと悪いまま放置されるということになる。これは公益に反する。だからこういう人を守らないといけない。例えば、通報したことをもって降格とか処分とかしてはいけないとなっているんだけど、その中に犯人捜しをしちゃいけないというのがあるんですよ。ところが犯人捜しをやったんだよね。結果としてこの方が亡くなったんですよ。命が失われている。これが最大のポイントです」と指摘。「もう1つは、おねだりでない公金の使い方とか、そういうことに関する疑惑。これも追及しないといけないポイントです」と自身の見解を述べた。


◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目
(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた
(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

おすすめテーマ

芸能の2024年09月19日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム