藤井聡太王座 王座防衛に王手 永瀬九段に123手で貫禄勝ち 王座戦5番勝負第2局

2024年09月19日 05:00

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藤井聡太王座 王座防衛に王手 永瀬九段に123手で貫禄勝ち 王座戦5番勝負第2局
王座戦第2局に勝利後、永瀬拓矢九段(左)と感想戦を行う藤井聡太王座 Photo By スポニチ
 藤井聡太王座(22)=王将など7冠=が永瀬拓矢九段(32)を挑戦者に迎える第72期王座戦5番勝負第2局が18日、名古屋市であり、先手藤井が123手で勝利した。
 愛称「軍曹」の闘争心をそぎ落とした。夕休憩明け。その背筋から力感が消え、対して藤井は盤面へ向かう集中力を維持した。午後7時48分、正座へ座り直した永瀬から投了の意思表示を受けた。

 「角換わりから激しい攻め合いの展開に。少し自信のない局面もあったが、最後は際どく勝つことができた」

 感想戦前、大盤解説場へ出向いてあいさつした。終局後の取材では「やり過ぎだったかな」と振り返る局面もあった。永瀬に桂を打たれ、銀取りとされた81手目。それを放置して、永瀬王の頭上へ香を放って攻め合った。

 大胆にして軽快。慎重かつ自虐的でもある言葉とは真逆の「藤井曲線」ぶりだった。自身の得意戦法、角換わり腰掛け銀での無敵ぶりを改めて示した。

 連勝した藤井は初防衛へ王手。第3局は30日に京都市のウェスティン都ホテル京都で指される。同所は昨年10月、全8冠独占を達成した舞台。3勝1敗だった前期を超える、ストレート獲得を目指す。(筒崎 嘉一)

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