玉川徹氏 斎藤知事の選択を推察「非常に知能の高い方」「自分に大義…このまま10日間すぎて」
2024年09月20日 12:40
芸能
斎藤氏が辞職、失職したら50日以内に知事選が行われる。解散すれば40日以内に県議選があり、改選後の議会で3分の2以上が出席し過半数が賛成すれば不信任決議が成立。議会通知を受けた時点で失職する。
玉川氏は「斎藤知事は昨日、インタビューとかに答えた中で“結果が出たのは今日です。なのでこれから考えます”ということをずっと貫いて話してましたよね。だけど、やっぱり、そういうことを言おうと準備してきているなとは思いました」と言い、「皆さんご存じの通り、この方は非常に知能の高い方なので、分からないということではなく分かっていると思う。分かった上で、不信任案が可決すれば10日間の時間があるということも分かっている。この10日間で判断すればいいというのが今の法律の決まりですから、いろんな記者が感情に働きかけるようなことを言ってみたり、言葉を引き出そうと頑張っているんですけど、乗らないですよね」と指摘した。
そのうえで「じゃあ僕は今後どうなるのかっていうと、本人の今までの話を聞いていても、凄く使命感があるということを言っている。だから、パワハラやおねだりの問題がいいことだとは本人も思ってないと思いますけど、それに比べれば自分がやろうとしていることの使命の方が大きいと考えているんじゃないですかねえ」と推察。
そして「つまり大義は自分にあるという考えを持っているんだとあれば、それが県民にも届いて次も当選できると考えているんだとすれば、選択肢としては辞職はないわけですよ」とし、「辞職か失職ということで言えば、辞職を選べば任期は残り10カ月、失職すれば当選、再選した場合には任期は4年。今までの(知事の不信任決議の)過去4例で、辞職を選んだ人は選挙に出ていない。選挙に出た方は2人とも失職を選んだ。当然、自分が当選すると思うからもう1回選挙に出る」と説明。「その時に任期残り10カ月と4年どっちを選ぶかといったら4年を選びますよ。だから、斎藤さんも自分にはまだ大義があるんだと、それは有権者にも届くんだと考えてらっしゃるのであれば、このまま10日間すぎて解散もせずに失職を選ぶんだろうなと思います」と自身の見解を述べた。
今回の一連の問題は県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、疑惑7項目を告発する文書を作り、報道機関などに配ったのが発端となった。県の公益通報窓口にも通報したが、県は内部調査を進め文書を誹謗中傷と認定。男性は停職3カ月の処分を受け、7月に死亡した。
疑惑を検証する県議会の調査特別委員会(百条委員会)では、通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が噴出。パワハラや多数の贈答品を受領した「おねだり体質」に関する証言があったが、斎藤氏は「問題ない」と主張してきた。