井上貴博アナ 大谷翔平の快挙達成で感動した三者三様の行動「こんな美しいことはない。リスペクト」
2024年09月21日 15:07
芸能
記録達成の瞬間を自宅で見ていたという井上アナ。「昨日の朝、記録が出て、何度も何度も映像を家で見ていたんですよ。脳に焼き付いていたんですね。今日の夢に大谷さんが出てきましたね。俺ん家に大谷さんがいた」と、笑って告白。「リビングのソファに座っていて、10分おきにおもむろに立ち上がって、家の中で素振りするの。しっちゃかめっちゃかになってしまって、テレビとか壊されるの。でもうれしかった」と、夢の詳細も報告した。
大谷は7回2死三塁、1ボール2ストライクからの4球目、ナックルボールを狙い撃ち、左翼席に豪快な50号。これで大記録に到達した。敵地にもかかわらず、鳴り止まない拍手と歓声に、ベンチに下がった大谷も再びグラウンドに現れ、頭を下げて感謝した。
井上アナは「昨日見ていると、ベースボールを変えつつあるショウヘイ・オオタニを、アメリカが本格的に認め始めたなと、ジーンときちゃって」と、感激を新たに語り始めた。
井上アナが感動したのは、その後の大谷の行動に始まる、心温まる瞬間だったという。「その後の大谷さんの行動が、やっぱり大谷さんだなと。主役ですよ。スタンディングオベーション、誉れ高い瞬間。それを、終わった後に何をしたか?相手チームのベンチと、相手チームと、審判に対してぺこりと頭を下げたんです」。大谷の口から、その意図が語られていないことから「私の推測ですが」と前置きしつつ、「時間を取らせてごめんなさい。プレーを中断させてごめんなさいという意味で、ぺこりと下げたと思う」と自身の見解を示した。
井上アナによると、その間はインプレー中だった。大リーグでは昨年から、迅速な試合進行のため、ピッチクロックを導入。走者不在時、投手はボールを受け取ってから15秒以内に投球をしなければ、自動的にボールと判定されるというルールで、井上アナは「いくらスタンディングオベーションが起きていても、ピッチャーは投げないといけないんです」と説明した。「それをどうしたのか。ピッチャーは投げなかったんです。それはきっと、大谷さんが声援に応えられる時間を作ってあげた。きっと。分からないけど」と推測した。
さらに驚くべきは、一連の出来事に対する球審の判断だった。「ルール上、投げていないんだから、1ボール付けないといけない。でも球審は付けなかった」と説明。「大谷さんは、相手チームと審判のことを慮った行動。相手のピッチャーは、大谷さんを慮った行動。審判は、大谷さんとピッチャーと慮った行動。みんな大好きだっていう。こんなに美しいことはない。リスペクト」と熱弁していた。