岸本加世子 デビュー作での「理不尽なまでに厳しい」しごきを回顧「丸い缶の角でカン!って毎日ぶたれて」
2024年09月24日 17:07
芸能
「ムー」で演出・プロデューサーを務めていたのが久世光彦氏。TBS「時間ですよ」シリーズや「寺内貫太郎一家」シリーズなど手掛けていた。
小堺から「久世さんも怖いもんね」と振られると、岸本は「怖いですよ。丸い缶の角でカン!って毎日ぶたれて。金属です、角なんですよ。それで“帰れ~!”って。“全てが違う!”って」と回顧。「でも、今から思うと理不尽なまでに厳しいんですよ。“私が何しました?”ってぐらい厳しい」と苦笑した。
それでも「大人になって思うと、私はあんまりしごかれるから、しょぼんとすると(樹木)希林さんもそうだし、伴淳三郎も由利(徹)さんも伊東四朗さんもみんなが励ましてくれるんですよ。それを狙ってくださったんじゃないかなって。新人が皆さんの中に入れるように」と優しさだったのではないかと推察した。
小堺も「いい年になって、僕が先輩にしてもらったことを後輩にしていないなと思う。嫌われる勇気って本が出たけど、やっぱこの人たちは絶対、加世子さんを良くしてくれるから、僕は思う存分怒って、嫌われ者になるんだ!っていう気概があの時代の人はあった。あの頃は理不尽だとしか思わないけど、今考えるとあそこの立場になるの嫌でしょ。みんなに好かれているほうがいいでしょ」と話した。