森永康平氏 小泉進次郎氏の解雇規制見直しに警鐘「怖いのは、変なところだけつまみ食いして…」
2024年09月24日 17:20
芸能
米国は従業員の解雇は容易だが、その際に金銭が発生する。森永氏は「いわゆるレイオフ、解雇となると、それはそれでお金がかかる。リモートをやめるからといって、エンジニアが嫌がって“転職するわ”と言ってくれれば、無料で解雇しているのと一緒になる」と説明した。
すると、パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正が、小泉氏が提唱する解雇規制の緩和に言及した。同氏は賃上げや人手不足、正規・非正規の格差問題を解決するため、現在の解雇規制にメスを入れることを公約に掲げた。「緩和でも自由化でもなく、昭和の時代の働くルールを令和の今の時代に合わせると言っているだけ」と説明し、1年以内の実現を目指すとしていた。
これについて森永氏は、「アメリカのようにお金払うから解雇しますという形なら、まだ理にかなってるし、実際に不当解雇されて裁判している人からすると、そういう制度が日本にあればよかったと思っているでしょうけど」と見解を口にした。
一方で「怖いのは、変なところだけつまみ食いして、日本版の解雇規制の緩和みたいなことが起きると、単純にただクビを切りやすくなりましたと(なる恐れがある)」と懸念。「だからたたかれていると思うんですよね。説明の仕方に問題があるんじゃないかと思います」と指摘した。