「虎に翼」ライアン涙…家裁の母・寅子の「愛」ネットもらい泣きも「多岐川イズム継承」年齢引き下げ見送り

2024年09月25日 08:15

芸能

「虎に翼」ライアン涙…家裁の母・寅子の「愛」ネットもらい泣きも「多岐川イズム継承」年齢引き下げ見送り
連続テレビ小説「虎に翼」第128話。法制審議会少年法部会に臨む(左から)久藤頼安(沢村一樹)佐田寅子(伊藤沙莉)汐見圭(平埜生成)(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は25日、第128話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 第128話は1973年(昭和48年)4月、最高裁大法廷。斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)の事件の判決が出される。少年法改正を議論する法制審議会少年法部会は、結論が出ないまま平行線。佐田寅子(伊藤沙莉)は久藤頼安(沢村一樹)らと「愛」について語り合う。それは亡き多岐川幸四郎(滝藤賢一)の口癖だった…という展開。

 桂場等一郎(松山ケンイチ)は尊属殺の重罰規定は違憲、の判決文を読み上げた。

 法制審議会少年法部会。寅子が熱弁を振るう。

 「私たちは確かな手応えを得ながら、調査官と日々、審判を行っております。あなたたちは何に手応えを感じていらっしゃるの?なーんて言い争うのも、もはや違うと思いませんか?」「学生運動も下火になり、首相も法務大臣も代わりました。言い出しっぺがいないのに、形骸化した議論を重ねても。疲れるだけ。それでもこうして集まるのは、非行を犯してしまった子どもたちに、あらゆる方法で健全な育成を図りたい。その思いが、皆さんにあるからでは?なら不毛なことはいったんやめて、今日は、愛について語り合いませんか?」

 汐見圭(平埜生成)「愛」

 小橋浩之(名村辰)「愛」

 稲垣雄二(松川尚瑠輝)「愛」

 寅子「子どもたちへの愛にあふれた、血の通った話が私たちはしたい。ね、頼安さん」

 久藤頼安(沢村一樹)は穂高重親(小林薫)・多岐川・桂場との若き日の写真を出し、サムズアップとウインク。涙ぐんだ。

 少年法の対象年齢の引き下げは見送られた。

 “家裁の母”寅子が“家裁の父”多岐川の理念を継承。SNS上には「“愛”という言葉に落涙」「多岐川さん、見ていますか?多岐川イズムは確かに継承されていますよ」「あの4人の写真を手に会議に出席しているライアンさんにも泣ける」などの声も上がった。

 本編最終回(第130話)を含め、残り2回。寅子たちを待つのは果たして。

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