ソル・ギョング&チャン・ドンゴンら、同じシーンを8回も!?重要な食事場面に「気が遠くなった」
2024年09月25日 20:00
写真=Newsen DB
コムタン(牛骨スープ)を作る気持ちでじっくり煮込まれた映画「普通の家族」が、公開される。
24日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールにて、映画「普通の家族」(監督:ホ・ジノ)のメディア向け試写会および記者懇談会が開催され、俳優のソル・ギョング、チャン・ドンゴン、キム・ヒエ、スヒョン、ホ・ジノ監督が出席した。
10月9日に公開される映画「普通の家族」は、それぞれ異なる信念を持って生きてきた4人が、子供たちの犯罪現場が収められた防犯カメラの映像を見てから、すべてが崩れてしまう姿を描いたウェルメイドサスペンスだ。
ソル・ギョングは理性を守ろうとするジェワン役を演じた。物質的な欲望を優先する冷徹で理性的なキャラクターだ。信念を守ろうとするジェギュは、チャン・ドンゴンが演じた。息子の犯罪が収められた防犯カメラを見た後も、原理原則を重視し、信念を守るために努力する人物だ。そして、キム・ヒエは家族を守ろうとするヨンギョン、そして真実を見守るジスはスヒョンが演じた。
原作小説のタイトルが「冷たい晩餐」であるだけに、「普通の家族」では3回のディナーシーンが重要な役割を果たす。監督は「俳優たちが、多くて8回も同じ演技をしなければならない時があった」とし、「本当に驚いたし、食事するシーンは緊張感もあり、よい場面が出てきたと思う」と語った。
チャン・ドンゴンは「3回の食事ごとに感情が異なる。同作は肉体的に大変なシーンはないけれど、食事シーンを撮る時に俳優たちは一番苦労した。4人の立場が違うので、その心理を繊細に調整しなければならなかった。気の遠くなるようなシーンだった」と振り返ると共に、「困難はあったけれど、4人の俳優が同じ食卓に集まっていたので、プライベートでも親密になれた時間だった」と伝えた。
同作で韓国映画デビューを果たすスヒョンは、「撮影現場に行くことが幸せだった」とし、「考えれば考えるほど余韻が残る作品になることを願っている」と語った。
映画「普通の家族」は、韓国で10月16日に公開される。