イ・イギョン&徳永ゆうき K―POPならぬK―演歌でいざ紅白!?28日配信開始「定時退勤」日本語版

2024年09月27日 05:00

芸能

イ・イギョン&徳永ゆうき K―POPならぬK―演歌でいざ紅白!?28日配信開始「定時退勤」日本語版
定時を示す時計ポーズを決める徳永ゆうき(左)、イ・イギョン(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 K―POPならぬK―演歌で紅白つかむ!韓国人俳優のイ・イギョン(35)が歌い、大ヒットした「定時退勤」の日本語版を発売する。韓国演歌とも呼ばれる「トロット」の歌曲で、日本でもSNSを中心に話題となっており、演歌歌手の徳永ゆうき(29)を迎えデュエットで歌唱する。イギョンは「たくさんの人に愛される曲にしたい」と意気込んでいる。28日午前0時から配信リリースされる。
 俳優として活動していたイギョンが2020年に韓国で発売。「2次会3次会嫌すぎます」「定時退勤 本当にしたいです」「飲み会するなら出勤時間遅らせてください」などと、主に飲み会を巡るサラリーマンの苦悩を明るい曲調で歌い、話題を呼んだ。韓国の音楽番組に出演した動画がYouTubeで100万回再生されるなどの高評価。日本でもTikTokで若者を中心に大流行した。

 日本語版のリリースは、徳永側の熱望で実現。偶然耳にした徳永と所属事務所の社長が「ぜひ日本語版を出しましょう!」とイギョンの所属事務所に直談判。日本での流行を知っていたイギョン側が快諾し、実現した。

 日本語でのレコーディングにも、イギョンは「発音も苦戦することなく、難なくできました」と胸を張った。徳永も「発音も何もかも完璧で涼しい顔で終えてましたね」と舌を巻いた。

 この曲で2人が目指すのは年末の大舞台。徳永は「皆さんに共感してもらえる歌なので浸透させていきたい!忘年会にもぴったりですし、紅白の舞台でパーッと歌いたいですね!」。サラリーマンの悩みを明るく楽しく、もちろん毒も利かせて日本全国に届けていく。(高原 俊太)

 ≪一足早い“お披露目式”イギョン語った日本愛≫日本版リリースを前に、「株式会社博報堂キャスティング&エンタテインメント」(東京都)を2人が訪れ、タレントキャスティング業などを行う同社社員に向けて一足早く“お披露目式”を行った。なぜか会見形式で、報道陣は本紙を含む2社が参加。日本の好きなところを聞かれたイギョンは「何よりもご飯がとてもおいしい!」と大絶賛。「大好きな日本でこうして活動できることがうれしい」と笑顔を見せた。最後は同曲のキャッチーなダンスを同社社員と踊るTikTok動画の撮影も行った。

 ▼トロット 韓国の伝統的な大衆音楽の一つで、日本の演歌から派生したものと言われている。始まりは日本が朝鮮半島を植民地支配していた頃とされる。1965年には同国で初めてレコード販売が100万枚を超えた李美子さんの「つばき娘」の放送や販売が禁止されるなど、厳しい規制が敷かれた。しかし近年ではオーディション番組「ミス・トロット」が放送され視聴率18%を超えるなど、復活の兆しを見せている。

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