【コスプレ図鑑】みおまよ「火の意志」を次の世代へ！
2024年09月27日 11:45
芸能
8月3日、愛知県名古屋市で開かれたコスプレ世界一決定戦「ワールドコスプレチャンピオンシップ2024」。36カ国・地域の代表が作品の仕上がりやパフォーマンスを競う中、日本代表のコスプレパフォーマンスユニット「みおまよ」は、世界的人気作品「NARUTO」に挑み、グランドチャンピオンに輝いた。日本勢として実に12年ぶりとなる“金メダル”を手にした勝利の裏には、どんな物語があったのか。まめまよさん、みおしさんの2人がスポニチアネックス「コスプレ図鑑」の独占インタビューで熱く語った。最終回となる第4回では、2人の今後の展望に迫ります。 【みおまよ世界一の軌跡 課題克服のヒントは歌舞伎の「ぶっ返り」にあった！】
愛知県は今年3月に亡くなった巨匠・鳥山明さんの地元だ。その鳥山さんが生み出した「ドラゴンボール」に影響を受けた岸本斉史氏が手がけたのが「NARUTO」。そして、その愛知で開催された大会で「NARUTO」をテーマにしたコスプレで挑んだみおまよが、日本代表として12年ぶりの世界一に輝いた。
不思議な巡り合わせを感じる点について、率直にまめまよさんに聞いてみると、意外なつながりを語ってくれた。
まめまよ「実は私も鳥山先生のご近所出身なんです。（鳥山さんが暮らしていた）愛知県清須市のお隣で生まれました。名古屋市やその周辺の地域には、困難に立ち向かう強い精神を持つ人が多いと感じています。私たちもコスプレを通じて、諦めずに挑戦する気持ちを貫いてきました。『そこまで頑張る必要があるのか』と問われることもありましたが、チャレンジ精神は諦めない力につながります。これは、NARUTOやドラゴンボールのキャラクターから学んだことです。母が漫画好きで、その影響を受けて育ちました。母も大会当日、NARUTOのコスプレで応援してくれました。母の一番好きな作品は『ドラゴンボール』で、私のオタク心を育ててくれた存在です」
鳥山さんが灯した“火”が世界中の漫画家やクリエイターに受け継がれているように、みおまよも「ファンアート」の世界で恩返しをしていきたいという気持ちが強いという。「その恩返しは、次の世代にどんどん発信していくことだと思います。日本のコスプレ文化も、今まさに発展途上にあると感じますし、これからもっと大きく成長していくはずです。その発展のために、私たちが少しでも火を灯せたなら、本当に嬉しいことです。この火を絶やさずに、みんなが頑張れるように応援し続けたいし、支えていきたいと強く思います。偉そうなことは言えませんが、これからもいろんな人に頼ってもらえる存在でありたいです」
大会から約1カ月後。まめまよさん、みおしさんの姿は9月6日から3日間にわたり東京・池袋で開催されたコスプレイベント「Ultra acosta!」にあった。2人が監修するコスプレイヤー専用の工房「ものづくりラボ」（Xアカウント：@monodukurilabo）としてブースを出展したり、キッズワークショップの講師を務めるなどしてコスプレの楽しさを子供からファンまで幅広い層に伝えていた。
大会後は我慢していたゲームを「しこたまやっていた」というみおしさんは、イベント向けのウィッグの制作依頼などがひっきりなしに入ってくる。「世界王者という肩書きをいただけたのは本当にありがたいことです。ものづくりが好きなので、ウィッグや衣装といった製作関連の仕事を引き受けることもあります。また、イベント現場の空気感がとても好きですし、ヘアメイクや衣装の直しもできるので、ヘアメイクやスタイリストとして、スペシャルサポーターとして役に立てる機会があれば嬉しいです」
まめまよさんは、コスプレ活動を通じて国内外どこへでも行く覚悟を持っている。「世界一という称号は、本当に簡単に手に入るものではありません。今回の挑戦が私にとってラストチャレンジだったので、もう二度とワールドコスプレチャンピオンシップには参加しません。だからこそ、この1年は『ウィニングイヤー』として、コスプレの文化をしっかりと広めていきたいと思っています。特に、日本各地や海外にも『ねぶた』と共に旅をし、多くの人々にその魅力を届けたいと考えています。もちろん、安全に運べるかどうかが心配ではありますが、私たちは“ねぶた”と共に新たな文化の旅をしたいという強い想いがあります。まるでサスケが戦いの後に旅に出るように、自分たちもそんな旅をしたいのです」
各地のコスプレイヤーやクリエイターらと交流しながら、培った技術やパフォーマンスのコツを次世代に伝えていきたいと強く語る。2人はこれをNARUTOになぞらえて「火の意志」と表現し、マンガから派生したコスプレ文化の発展に使命感を燃やした。
（コスプレ図鑑取材班）
不思議な巡り合わせを感じる点について、率直にまめまよさんに聞いてみると、意外なつながりを語ってくれた。
まめまよ「実は私も鳥山先生のご近所出身なんです。（鳥山さんが暮らしていた）愛知県清須市のお隣で生まれました。名古屋市やその周辺の地域には、困難に立ち向かう強い精神を持つ人が多いと感じています。私たちもコスプレを通じて、諦めずに挑戦する気持ちを貫いてきました。『そこまで頑張る必要があるのか』と問われることもありましたが、チャレンジ精神は諦めない力につながります。これは、NARUTOやドラゴンボールのキャラクターから学んだことです。母が漫画好きで、その影響を受けて育ちました。母も大会当日、NARUTOのコスプレで応援してくれました。母の一番好きな作品は『ドラゴンボール』で、私のオタク心を育ててくれた存在です」
鳥山さんが灯した“火”が世界中の漫画家やクリエイターに受け継がれているように、みおまよも「ファンアート」の世界で恩返しをしていきたいという気持ちが強いという。「その恩返しは、次の世代にどんどん発信していくことだと思います。日本のコスプレ文化も、今まさに発展途上にあると感じますし、これからもっと大きく成長していくはずです。その発展のために、私たちが少しでも火を灯せたなら、本当に嬉しいことです。この火を絶やさずに、みんなが頑張れるように応援し続けたいし、支えていきたいと強く思います。偉そうなことは言えませんが、これからもいろんな人に頼ってもらえる存在でありたいです」
大会から約1カ月後。まめまよさん、みおしさんの姿は9月6日から3日間にわたり東京・池袋で開催されたコスプレイベント「Ultra acosta!」にあった。2人が監修するコスプレイヤー専用の工房「ものづくりラボ」（Xアカウント：@monodukurilabo）としてブースを出展したり、キッズワークショップの講師を務めるなどしてコスプレの楽しさを子供からファンまで幅広い層に伝えていた。
大会後は我慢していたゲームを「しこたまやっていた」というみおしさんは、イベント向けのウィッグの制作依頼などがひっきりなしに入ってくる。「世界王者という肩書きをいただけたのは本当にありがたいことです。ものづくりが好きなので、ウィッグや衣装といった製作関連の仕事を引き受けることもあります。また、イベント現場の空気感がとても好きですし、ヘアメイクや衣装の直しもできるので、ヘアメイクやスタイリストとして、スペシャルサポーターとして役に立てる機会があれば嬉しいです」
まめまよさんは、コスプレ活動を通じて国内外どこへでも行く覚悟を持っている。「世界一という称号は、本当に簡単に手に入るものではありません。今回の挑戦が私にとってラストチャレンジだったので、もう二度とワールドコスプレチャンピオンシップには参加しません。だからこそ、この1年は『ウィニングイヤー』として、コスプレの文化をしっかりと広めていきたいと思っています。特に、日本各地や海外にも『ねぶた』と共に旅をし、多くの人々にその魅力を届けたいと考えています。もちろん、安全に運べるかどうかが心配ではありますが、私たちは“ねぶた”と共に新たな文化の旅をしたいという強い想いがあります。まるでサスケが戦いの後に旅に出るように、自分たちもそんな旅をしたいのです」
各地のコスプレイヤーやクリエイターらと交流しながら、培った技術やパフォーマンスのコツを次世代に伝えていきたいと強く語る。2人はこれをNARUTOになぞらえて「火の意志」と表現し、マンガから派生したコスプレ文化の発展に使命感を燃やした。
（コスプレ図鑑取材班）
