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亜咲花 新曲「Edelweiss」で描きたかったこと 悩み、葛藤…等身大の自分を歌に乗せ

2017年08月11日 10:00

芸能

亜咲花 新曲「Edelweiss」で描きたかったこと 悩み、葛藤…等身大の自分を歌に乗せ
2ndシングル「Edelweiss」を発売した高校生アニソンシンガーの亜咲花 Photo By スポニチ
 「アニメ研究部」インタビューに今回登場するのは、7月26日に2ndシングル「Edelweiss(エーデルワイス)」を発売した現役高校生アニソン歌手の亜咲花(あさか)さん(17)。“等身大の自分”を注ぎ込んだ今作への強い思いや、アーティスト活動をする中で常に心にある感謝の気持ちなどを語ってくれました。

 タイトルにあるエーデルワイスは、小さく可憐な白い花。今曲「Edelweiss」も可憐な女子高生が歌う、はかなげな感じの作風なのかと思いきや、その規格外の迫力に、歌い出しから度肝を抜かされる。豊かな声量、確かな表現力。イベントなどで共演した先輩アニソン歌手が「本当に高校生なの?」と声をそろえるのも納得だ。

 「私もはじめは、なぜタイトルがエーデルワイスなんだろうってピンとこなかったんです。気になって花言葉を調べてみたら、高貴、純潔、忍耐、勇気という言葉が並んでいました。歌うからには、この花の持つ素敵なイメージをかみしめなければと思いました」。作品への思いを口にする、そのコメント力も高校生離れしている。

 現在TOKYO MXほかで放送中のアニメ「セントールの悩み」のエンディング曲。ケンタウロスの姿をした女子高生が主人公のアニメだが、亜咲花は高校生歌手ならではの表現で、その作品の世界観を作り出している。

 「主人公が抱く悩みを日常的にかわいく描いたアニメ。私も女子高生で普段の悩みや葛藤もある。そういった経験に照らし合わせながら歌うことができました」。意識したのは“等身大の自分”。思い入れも強いからこそ、レコーディングでは妥協を許さなかった。

 サビの終わりにある「僕もまた変わっていくよ」のフレーズ。葛藤や挫折と闘いながら気分が前向きに変わっていくことを伝える大事な部分なのだが、一度は収録し終えたものの納得がいかず、その後録り直しをお願いしたという。「一旦は“お疲れさま〜”ってなったのですが、『自分も変わっていく』という強い決意を曲に乗せることができなくて。ちょっと弱いというか。もっと周りに訴えかける感じにしたかったんです」

 アニソン歌手になることを目指し、中学生のころからカラオケ大会やのど自慢に出場して結果を残してきた。昨年10月にテレビアニメ「Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-」のエンディング曲「Open your eyes」でデビュー。初回の放送では「自身の歌が流れてきたときには何も考えられなくて、号泣しちゃいました」というが、今作の初回放送を生鑑賞した際にも、涙が止まらなかったという。「アニメの映像と自分の歌がリンクするという感覚は一生忘れないと思います」。“等身大の自分”を形にできた楽曲だからこそ、その涙の味も格別だった。

 アニメとのタイアップということで、気付けたことも多いと話す。「アニメのクレジットをみると、ものすごい数の人がその作品に携わっていることが分かる。自分が活動できているのは、自分の努力の何倍もの人の働きと努力があってこそ。歌に集中しているだけでは分からなかったことです」。始まったばかりのアーティスト活動において、感謝の気持ちと初心を忘れてはならないことを教えてくれた大切な楽曲になった。エーデルワイス。もう一つの花言葉は「大切な思い出」でもある。(中田 智子)

=インタビュー後編は、8月18日にアップ予定

 ◇亜咲花(あさか)1999年10月7日生まれ、愛知県出身。3歳から5年間、米国ミシガン州で過ごす。全国ののど自慢やカラオケ大会で結果を出しながら実績を重ね、16年10月にテレビアニメ「Occultic;Nine―オカルティック・ナイン―」のエンディング曲「Open your eyes」でデビューした。現在、愛知県内の高校に通学中。趣味はアニメ鑑賞、コスプレ、ネイルアートなど。血液型B型。

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