宝塚歌劇
明日海りお どんどん高みを目指し続ける…“明日海ワールド”を見逃すな
2018年07月07日 13:27
芸能
物語は海賊の一味だった四郎が天草に流れ着き、そこで出会った人々が、キリシタン弾圧と厳しい食糧難の中でも自分を助けてくれることに心を動かされ、やがて指導者として立ち上がる。
明日海は、その美しい舞台姿以上に毎公演、丁寧な役へのアプローチでファンの心を捉えてきた。人気漫画をミュージカル化した「ポーの一族」の成功も記憶に新しいところ。それでも、彼女に浮ついたところは少しもない。「自分が目指すものはどんどん上に行くからなのか、新しい作品を一から作り上げるのは、かなりエネルギーがいって、そういうことが今回は特に難しいと実感しています。同じレベルを目指しているだけでは下がっていく一方だと思うので…」。ますます高みを目指す明日海ワールドは必見だ。(土谷 美樹)
◆明日海 りお(あすみ・りお)6月26日生まれ、静岡市出身。静岡雙葉中を経て2003年初舞台。月組に配属。08年「ホフマン物語」でバウホール初主演。同年「ME AND MY GIRL」で新人公演初主演。13年3月、花組に組替え。14年5月、トップスター就任。身長1メートル69。愛称「みりお」。