【マイラーズC】2年7カ月ぶりの美酒!イスラボニータ復活V

2017年04月24日 05:30

競馬

【マイラーズC】2年7カ月ぶりの美酒!イスラボニータ復活V
<京都11R・マイラーズC>エアスピネル(右)の猛追を振り切ってイスラボニータが半馬身差で勝利 Photo By スポニチ
 京都のメイン「第48回マイラーズC」では2番人気イスラボニータが14年セントライト記念以来、2年7カ月ぶりの復活勝利を挙げた。
 やっとの思いでつかんだ勝利は、これ以上ない好騎乗がもたらした。イスラボニータは14年セントライト記念以来、2年7カ月ぶりのV。ルメールも5度目のコンビで初勝利だ。

 「ついに一緒に勝てました。2着ばかりだったから。最後まで頑張ってくれて、勝てたのがうれしい」

 大外枠からポンとゲートを出た。それでも内のスタートが速く、程なく中団へ。馬群はバラけ縦長に。そこでスッとラチ沿いへエスコート。開幕週の芝は内が優位、経済コースを気持ちよく進めて直線へ。ラストは内で粘るヤングマンパワー、その外から脚を伸ばすエアスピネルの間をスパッと割った。終始内々のコース取り。勝負どころで少し外へと出して差し切った。

 「プランにはなかったけど、馬場は良かったから、内からの方がいいと思って残り300メートルくらい内を通った。最後は馬の間に入るといい反応をしました」

 昨年のマイルCSで惜敗2着だった時、ルメールは「また2着。これも競馬。ノーエクスキューズ」と肩を落としていただけに喜びもひとしお。栗田博師も納得の表情で切り出した。

 「いい形で運べた。(馬群を)割ってきた時も、安心して見ていられた。気持ちもしっかりとしていたし、脚もありました」

 3連続2着の惜敗続きにサヨナラ。自信を持って安田記念(6月4日、東京)へと向かう。「この馬のためにもG1を積み重ねてあげたい。今年は何とか獲りたい」とトレーナーは力強く宣言。混戦を告げるマイル戦線に、はっきりと主役の姿が見えた。

 ◆イスラボニータ 父フジキセキ 母イスラコジーン(母の父コジーン)牡6歳 美浦・栗田博厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道浦河町社台コーポレーション白老ファーム 戦績21戦7勝 総獲得賞金6億5730万3000円。

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