【オークス】学習能力は尊敬に値するリリーの落ち着き

2018年05月16日 05:30

競馬

【オークス】学習能力は尊敬に値するリリーの落ち着き
坂路で調整するリリーノーブル Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント・栗東=15日】有馬記念の取材以来、半年ぶり2度目の栗東トレセンにやってきた秋田。ありがたいことにトレセンには記者が格安で宿泊できる施設がある。その名も愛駿寮(ちなみに美浦は筑波寮)。これが秋田にとってちょっとしたラビリンスなのだ。新館3階の部屋に行くためには旧館から2階に上がり、渡り廊下を通って新館2階から3階へ。書けば何てことはない。それなのに前回は渡り廊下を忘れて行き止まりに当たること数回。これを今回も到着早々にやってしまった。学習能力の低さにちょっぴり悲しくなる独り寝の夜だった。
 そんな秋田と正反対なのが、学んだことをスポンジのごとく吸収して成長するリリーノーブル。「真面目でスイッチが入りやすい性格だったので桜花賞前からテンションに気を付けてやってきた。この中間はさらに落ち着いてきた。精神面で成長を感じる。運動でも落ち着いているし、雰囲気は凄くいい」と仲田助手が笑顔で好感触を伝える。最終追い前日の15日朝は坂路で4F66秒1〜1F16秒5。まさにゆったりペース。以前は坂路入りでエキサイトしたが、メリハリをつけられるようになった。

 加えてこの中間は運動のバリエーションを増やし、8の字を描きながら動くことで左右のバランスを修正した。「右に張る面が少しあり、右手前の方が力みやすかったので左右が同じになるようにやってきた」と同助手は解説する。

 「距離が延びるここで逆転するためには、落ち着けて行けるかどうか」。最初はできなかったとしても、学んで次に生かす。それが成長というもの。秋田は耳が痛いと思いながらリリーを尊敬のまなざしで見つめた。

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