【オークス】オールフォー穴党LOVE!チュー距離経験生きる

2018年05月16日 05:30

競馬

【オークス】オールフォー穴党LOVE!チュー距離経験生きる
中距離経験を武器にするオールフォーラヴ Photo By スポニチ
 牝馬クラシック第2弾の「第79回オークス」は桜花賞馬アーモンドアイの1強ムードだが、桜花賞から距離が一気に延びるオークスは予想外の決着となることも少なくない。過去の波乱パターンから穴馬をあぶり出す「激走馬 ロックオン」は桜花賞馬が4着に敗れた11年との共通点に注目。別路線組から浮上した穴馬とは?
 情勢 今年の桜花賞は2番人気のアーモンドアイが完勝。1番人気ラッキーライラックの連勝を4で止めた。桜花賞を2番人気で勝ったのはグレード制導入の84年以降で6頭目。過去5頭のうち4頭はオークスに出走し、03年スティルインラブと12年ジェンティルドンナがオークスも制している。とはいえ2冠達成率は50%。波乱の可能性は十分にある。

 適性 2番人気の桜花賞馬が、オークスで1番人気に推されながら敗れたのが11年。戦前は桜花賞馬マルセリーナ、同2着ホエールキャプチャの再戦ムードだったが、雨中の激戦を制したのは桜花賞不出走のエリンコートだった。

 結果を左右したのは中距離経験の差だったか。マルセリーナ、ホエールキャプチャがマイルまでしか経験がなかったのに対し、エリンコートは1800メートルの500万、2000メートルの忘れな草賞を連勝していた。中団から長くいい脚を使い、上がり3F最速のホエール(3着)、同2位のマルセリーナ(4着)を封じた。母エリンバードは伊1000ギニー(G2)を制し、武豊とのコンビで米G1ブリーダーズCディスタフ(4着)にも挑んだ馬。大一番で良血馬の素質が開花した。

 血統 今回断然人気が確実なアーモンドアイは名スプリンター、ロードカナロアの産駒。2400メートルが1600メートル以上にいいとは言い難い。桜花賞で披露した剛脚が距離延長で鈍るシーンを想定すれば、エリンコート同様に中距離経験があり長く脚を使える馬=オールフォーラヴが狙い目だ。

 デビューから全て1800メートル以上を使われ、3戦オール連対。いずれも4角2、3番手と前々から器用に立ち回れるのが強みで、エリンコートと同じ忘れな草賞を勝って大一番に駒を進めてきた。母レディアルバローザは11、12年中山牝馬S連覇に加え11年ヴィクトリアM3着がある活躍馬。一方、父ディープインパクトはNHKマイルC→ヴィクトリアMと今春の東京G1を連勝中と血統的な魅力も大きい。前々から後続完封で波乱を演出する。

 ◆11年VTR ピュアブリーゼが大外枠からハナを奪い、1000メートル通過60秒7。エリンコートは中団から直線で内にささりながらも粘り強く伸び、ピュアブリーゼ、上がり3F最速で迫ったホエールキャプチャとの接戦を制した。桜花賞馬マルセリーナは後方から伸びたが4着止まり。同年春から始まったWIN5は初の1億円超えとなった。

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