【オークス】切れ者ワルキューレ ミルコが称賛「本当に賢い」

2018年05月17日 05:30

競馬

【オークス】切れ者ワルキューレ ミルコが称賛「本当に賢い」
サトノワルキューレでオークス初制覇に挑むミルコ・デムーロ騎手 Photo By 提供写真
 G1開催週企画「インタビュールーム ウマい話あり」は、オークスでサトノワルキューレに騎乗し、クラシック完全制覇に挑むミルコ・デムーロ(39)が熱い胸の内を聞いた。
 ――前走のフローラSを振り返って。

 「ゲートのタイミングが合わずに少し出遅れたが、いつも東京の2000メートルは1角でゴチャゴチャする。内枠でそれに巻き込まれたくなかったので、逆にそうならなくていいと思った」

 ――4角でも最後方。届くと思ったか。

 「新馬戦から乗っていて、その時から僕はずっとオークスに行きたいって言ってた。本当に馬がどんどん変わった。大人になっている。だから前走はスタートから勝つと思っていたくらい。直線も楽勝。馬なりね。凄い強かった」

 ――具体的に以前と変わった点は。

 「前はスタートから少し遅くて、エンジンが掛かるのに時間がかかった。ジリジリでズブかったのが、前走はビュンと直線でいい感じに伸びていった。そういうところは変わった。気持ちが成長した。2走前が一番ビックリ。まだ力が付いていなかったのに、凄い力を出したから」

 ――デビューから4戦3勝。唯一の敗戦は3走前の梅花賞(3着)。

 「まだ体ができていなかったし、馬場も硬かった。それに危なくて(直線で外から寄られる不利)何もできなかった。オークスに行きたいと思っていたのでケガは絶対に嫌だった」

 ――オークスに向けて。

 「折り合いに問題のない本当に賢い馬。そこがこの馬の一番いいところ。頭が良くて競馬が分かっているけどイライラしない。可愛い?2400メートルは経験していて心配ないし、距離がちょっと短いと思っていた前走の東京2000メートルでも直線が長いから良かった。2400メートルはもっといい」

 ――使うたびに馬体重が減っている。今回は1カ月間で2度の東京輸送をこなさなければならない。

 「賢い馬だから競馬が近くなると体が減っている。中間は乗っていないけど(最終追いは前川助手騎乗)、今朝見たら体重は戻っていそうだった。前走が目いっぱいで勝ったならオークスは疲れが心配になったが、馬なりでだから良かった。移動も大丈夫だと思う」

 ――桜花賞組と初対戦。

 「アーモンドアイは凄い勝ち方をした。なかなか見られない脚。勝ちたいね」

 ――週末は雨の予報も。

 「新馬戦は道悪(曇り、重)だったけど問題ない。でもアーモンドも問題ないから残念です」

 ――枠順の希望は。

 「去年はオークス(16番アドマイヤミヤビ)もダービー(18番アドミラブル)もピンク(共に3着)。外枠は展開が難しい。そんなにポンと出る馬ではないので真ん中くらいが欲しい」

 ――オークス制覇ならジョッキーは日本のクラシックを完全制覇。

 「オークスを勝つには馬の気持ちが一番大事。それを分かっている凄い賢い馬だから大丈夫。コンプリートしたいね。強い馬だから自信があるよ」

 ◆ミルコ・デムーロ 1979年(昭54)1月11日、イタリア生まれの39歳。栗東・フリー。94年にイタリアで騎手免許を取得。日本では99年12月4日の小倉1Rで初騎乗(2着)。同日9Rで初勝利。15年、JRAの騎手免許試験に2度目の受験で合格。デビュー初日の同3月1日に阪急杯を制し、いきなり重賞制覇をやってのけた。JRA通算4680戦833勝。JRA・G1・25勝。12年から7年連続G1勝利中。

おすすめテーマ

2018年05月17日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });