【オークス】血が騒ぐロサグラウカ　戸崎「躍動感ある」

2018年05月17日 05:30

競馬

【オークス】血が騒ぐロサグラウカ　戸崎「躍動感ある」 — 戸崎を背に３頭併せで追い切るロサグラウカ（中） Photo By スポニチ

　【Ｇ１ドキュメント・美浦＝１６日】もう２２年も前、記念日は覚えやすい日にと岡本は第１回秋華賞当日に式を挙げた。◎はロゼカラー。披露宴の最中に友人が指を３本立てて着順を教えてくれたのを見てうなだれた。それだけに同馬の母ローザネイから派生する“バラ一族”の血が脈々と続いているのはうれしい限り。３代母がロゼカラーのロサグラウカも当然、気になる。２戦２勝、メンバー唯一の無敗馬だ。

　追い切りはＷコース３頭併せの最後方から直線は真ん中へ。両サイドからプレッシャーを受ける形の中でしっかり脚を伸ばした。４Ｆ５３秒７〜１Ｆ１２秒５で内シンデレラ（３歳未勝利）に半馬身先着、外トルークマクト（８歳オープン）と併入。１週前はレッドファルクスとの併せ馬を消化しており、尾関師は「キャリアが少ないので精神的なタフさを求めた。先週はＧ１馬の胸を借りて、タフなレースに対応できるように、かといってオーバーワークにならないように」と狙いを説明。２週連続で騎乗した戸崎は「行きだしが少しモタつくが、スピードに乗ってからは躍動感ある走り。長い距離も東京も合いそう」と感触を伝えた。

　祖母ローズバドはオークス２着、ロゼカラーは同４着。父ルーラーシップの母エアグルーヴ、祖母ダイナカールは共にオークス馬だ。師も「みんなオークスで走っている血統。その後押しを受けて頑張ってくれれば」と血の力に期待している。相手は強いが馬券圏内突入なら高配当必至。２２年前の馬券は全て外れたが今はワイドも３連複もある。リベンジの好機到来に岡本は胸を躍らせている。