“根本ファミリー”も丸山のダービー初挑戦を見守っている。自身の夢に「ダービー制覇」を掲げる藤田菜七子は「凄く優しくて面白い先輩。自分もいつか出てみたい舞台。応援しています」とエール。兄弟子たちは丸山が栗東に滞在し、野中はアイルランドに修業中。「今はみんながいないので寂しいです」と妹弟子らしい一面も見せていた。
ジョッキー時代、87年ダービーをメリーナイスで制した根本師の言葉は熱い。「自分は初騎乗の時はワクワクした。多くの騎手がダービーに乗れずに辞めていく世界。少しでも楽しんでほしい」。水曜も丸山から電話があったと明かし「トップ騎手でも乗り代わりが当たり前の時代。そういう中、第3場で地道に付けた力を認めてもらえたと思う。(丸山)元気は俺より勝っているし、大舞台も経験している。引き出しは持ってるよ」と自信を持って一番弟子を送り出す構えだ。
当日の東京で菜七子は7鞍に騎乗(土曜は2鞍)し、根本師も管理馬を2頭送り出す。ダービーデーは根本ファミリーから目が離せそうにない。