【日本ダービー】アドマイヤアルバの榎本助手 “三度目の正直”でV狙う
2018年05月25日 12:30
競馬
初出場は12年ジャスタウェイで11着(15番人気)。後にレーティング世界一を獲得する歴史的名馬だが、見せ場なく終わった。2回目は16年のイモータル。精神面の幼さが災いし、力を出し切れないまま15着(15番人気)に沈んだ。過去の相棒と同じくアルバも人気薄が必至だが、意外にも手応えを口にする。
「前走の京都新聞杯(2着)が早めに動いて、いい競馬でしたからね。一所懸命走ったのでガタッときそうでしたが、翌週を軽めにとどめたことで、元気が戻ってきました。正直、NHKマイルCからの中2週で“維持するのが精いっぱい”だった過去の2頭と比べて、今回が一番いい。アルバ自身としても、間違いなく今までで一番ですよ」
初勝利に5戦、2勝目にさらに3戦を要した。ダービー出走馬としては実にゆっくりとしたステップアップだが、馬を責めることはしない。「扱いが難しい馬なので、僕がうまくやってあげられなかった部分があるんです。ようやくマッチしてきたのかな」と嬉しそうに笑った。
過去9戦で2着が6回の善戦キャラ。G1登録馬に与えられる特殊調教ゼッケンの番号が「2」なら、木曜に発表された枠順も2枠(4)番。「アルバには“2”が似合うし、いい枠じゃないですか」とほほ笑むが、着順も“2”で終わるつもりはない。
「楽しみを持ってダービーに行ける。それだけでも幸せですね」
決戦まで残り3日。三度目の正直へ、参加できる喜びを感じながら、全力を尽くす。