【ニュージーランドT】バスラットレオン5馬身差圧逃!藤岡佑「つかまっているだけ」

2021年04月11日 05:30

競馬

【ニュージーランドT】バスラットレオン5馬身差圧逃!藤岡佑「つかまっているだけ」
ニュージーランドTを制した藤岡佑騎乗のバスラットレオン(左端)(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 3歳重賞「第39回ニュージーランドT」が10日、中山競馬場で行われ、先手を奪った2番人気バスラットレオンが5馬身差で圧勝。通算7戦目で待望の重賞初制覇を飾った。2着タイムトゥヘヴン、3着シティレインボーを含む上位3頭が、NHKマイルC(5月9日、東京)の優先出走権を獲得した。
 終わってみれば役者が違った。バスラットレオンが見事なまでの独り旅。ダッシュ良く飛び出し、前半3F35秒0~後半同34秒6の絶妙ラップを刻み、直線入り口で早くも独走態勢。2着タイムトゥヘヴンを5馬身も引き離し、悠々とゴールに飛び込んだ。

 昨年7月札幌新馬戦V以来、再コンビを組んだ藤岡佑も「本当につかまっているだけでした」と完璧Vに愛馬を称えた。ソダシが優勝した札幌2歳S(3着)では1番人気に支持された期待馬。暮れの朝日杯FS(4着)も奮闘。今年の新人・古川奈穂のJRA初白星となった前走のメモリアル逃げ切りVを引き継ぐように、再び自信満々に逃げた。藤岡佑は「デビューした頃からスタートが速く、前に進みたい気持ちが強い馬。助かりますね。4コーナーでは負けない手応え。デビュー前から追い切りも動いていて、ずいぶん体もしっかりした。重賞を勝てて良かったです」と期待馬の素質開花に目を細めた。

 これで、NHKマイルCの優先出走権を獲得。昨夏から20キロ近く馬体重もアップ。クラシックに見向きもせず、マイルに照準を絞った戦略も結実しようとしている。鞍上は「上を目指せる馬。G1でも能力を発揮できると思う。今は先行していますけど、タメが利けば末脚を使うレースもできそう。可能性がある馬です」と無限の進化に夢を膨らませた。

 ◆バスラットレオン 父キズナ 母バスラットアマル(母の父ニューアプローチ)18年3月25日生まれ 牡3歳 栗東・矢作芳人厩舎所属 馬主・広尾レース(株) 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績7戦3勝 総獲得賞金9790万9000円。馬名の由来は母名の一部+獅子(英語)。獅子のように強く走ってほしい。

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