森且行 不屈の精神で壮絶リハビリ 同期の激励に涙 落車で自責の涙流した後輩へ「笑顔でいて」

2021年09月29日 09:21

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森且行 不屈の精神で壮絶リハビリ 同期の激励に涙 落車で自責の涙流した後輩へ「笑顔でいて」
オートレーサーの森且行 Photo By スポニチ
 オートレーサーの森且行(47=川口)が29日、TBS「あさチャン!」(月~金曜前6・00)にVTR出演。オートレースで落車後、初のインタビューに応じ、その後の壮絶なリハビリや心境を語った。
 森は今年1月24日、福岡・飯塚オートレース場で行われたG1「第64回開設記念」最終日11Rで落車し、福岡県内の病院に救急搬送。その後、都内の病院で骨盤骨折、腰椎骨折の診断を受けた。これまで22時間に及ぶ計4回の手術を受け、無事成功した。

 「病院にいる時は一回も休ませてと言わなかったし、とにかく時間を無駄にしないように。今ある時間をどうやって生きるかだった。無駄な時間はなかったと思います。かなりやってました。(先生に止められるまで?)そうですね、それ以上やると当時は骨がくっついていないので」と限界までリハビリに向き合っていた。まったく足の感覚がない状態から驚異的な回復力で、1階から18階まで上り切り、4カ月で退院。

 再起すら危ぶまれた中で一歩ずつ復活の道を歩んでおり「自信を失ったわけじゃない。まだ走れると信じているので。辞める時はたぶん自信がなくなった時だと思う。目標もなくなって、ただ普通に走ってお金を稼ぐってなったら、そこが引退時なのかなって。でも今は自信も失ってないしやる気もすごくある。挑戦はできるのであきらめなければ。それだけ」と話した。

 養成所時代から苦楽ともにした同期の若井友和(47)からメッセージ動画で「何回も奇跡起こしたけどもう一回見せてくれ!頑張れよ!選手みんなも待ってるから。焦らず急がずでもなるべく早く頑張って復帰してね」と激励され、思わず涙。「うれしい。ありがとうございます。いいですね、同期は。(優勝した)日本選手権でもこんな泣かなかったのに、参ったなあ今日は。まさか若ちゃんで泣くと思わなかった。病んでんのかな、まだ」と泣き笑いで感激していた。

 怪我した際、ともに落車した後輩の新井恵匠(37)にも気遣いを見せた。自責の念に駆られた新井は「自分のせいで大けがをさせてしまった」と涙ながらに森へ謝罪したというが、「僕が復帰できるまで笑えませんとか言ってるみたいだけど、そんなこと1ミリも思わなくていいから。レース頑張って優勝して、笑顔でいてほしい。逆に笑顔で待っててほしいです、僕が復帰するまで。ほんとに何も悪くない」と話した。

 ◆森 且行(もり・かつゆき)1974年(昭49)2月19日生まれ、東京都出身の47歳。88年にアイドルグループ「SMAP」結成。91年にCDデビュー。96年「SMAP」脱退。97年に川口所属でオートレーサーデビューし、初陣を1着で飾る。通算3008戦682勝。G1・2勝、SG1勝。通算獲得賞金6億9440万円(25日現在)。1メートル77、59キロ。血液型B。

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