【尼崎ボート スポニチ杯しらなみ賞競走】野中一平 鮮やか4カド捲りで今年2V

2024年08月21日 17:46

ボートレース

【尼崎ボート スポニチ杯しらなみ賞競走】野中一平 鮮やか4カド捲りで今年2V
しらなみ賞競走を4カド捲りで制した野中一平 Photo By スポニチ
 最後の最後に本領発揮の“まくってちょ~うだい!!”――。ボートレース尼崎のスポーツニッポン杯争奪「第34回しらなみ賞競走~インプールをぶち破れ!まくってちょ~うだい!!」は21日、第12Rで優勝戦を行い、野中一平(29=愛知)が枠なりのカド4コースから捲って快勝。1月14日のとこなめ以来となる今年2回目、通算10回目の優勝を飾った(尼崎は3節連続の優勝戦進出で初V)。2着に6号艇の吉村正明、3着に2号艇の尾上雅也が入り、3連単<4><6><2>は3万2430円(62番人気)の高配当となった。
 3対3の枠なりに落ち着き、4カドの野中は「いいスタートが行けました」とコンマ10のトップスタートで踏み込んだ。「自分のスタートにダッシュが乗っていた。ちょっとヘコんでいたので行くしかないかな」と仕掛け平凡なスロー勢を豪快にのみ込んだ。

 野中は今節が30日のフライング休み明け。「フライングを期初めにしてしまって、思い切ったレースができなかった」と今節も4日目までの勝利は2日目12Rに挙げたイン逃げの1回。機力的にも「もうひと押しが、なかなか来なくて。いい意味でまとまっている、悪い意味でこぢんまり」と目立つ気配ではなかった。4号艇での優出となり「まくってちょうだい、ということもあるし、4カドなのでスリット近辺を求めてペラを叩き変えた」ことが奏功した。

 10月に30歳となる野中にとって、来月のプレミアムG1ヤングダービー(18~23日、桐生)は“ラストチャンス”。「これをきっかけに、自分らしいレースを。今節のイメージを持って」。天性の鋭発力でG1タイトルを狙う。

 ◇野中 一平(のなか・いっぺい)1994年(平6)10月17日生まれ、岐阜県出身の29歳。愛知支部の115期生として、2014年11月のとこなめで初出走。18年7月の江戸川で初優勝。18年9月の浜名湖ヤングダービーでG1初出走。通算57優出10V。同期は佐藤隆太郎、仲谷颯仁、関浩哉、豊田健士郎ら。1メートル60。血液型A。

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