【ボートレースコラム】西橋奈未 自力でのSG出場へ「ヤングダービーは狙いたいですね」

2024年09月18日 04:30

ボートレース

【ボートレースコラム】西橋奈未 自力でのSG出場へ「ヤングダービーは狙いたいですね」
まるがめメモリアル5日目を1、2着にまとめてピースサインの西橋奈未 Photo By スポニチ
 18日開幕のヤングダービーは、女子レーサーが苦戦を強いられてきたG1。過去10年で延べ73人が挑戦して、優勝戦まで駒を進めたのは18年の大山千広しかいない。史上初の女性SGウイナーに輝いた遠藤エミでさえ、3回も準優勝戦ではね返された。
 ただ、最近の西橋奈未(28=福井)を見ていると、女子初のヤングダービー制覇もあるのではないかと感じる。馬場貴也、守田俊介、丸野一樹らを相手に、びわこのお盆開催で準優勝。続くまるがめSGメモリアルでは3日目に3コースから捲り差しを決め、SG通算2勝目を飾った。進入で枠なりの2コースを奪われてしまったが、過酷な戦いにも前向き。「女子戦ではほとんど前付けがないので、いい経験になりました」と笑顔で振り返った。

 さらに5日目にイン速攻でSG3勝目を挙げると、その日の後半戦は6コースから鋭く捲り差して僅差の2着。「最近は自信をなくしていたのでメッチャうれしい。アウェーのびわこでも結果を残せて自信が持てたし、いい刺激をもらえた。次は自分の力でSGに出たい」と意気込んだ。

 その最短ルートはヤングダービー優勝。このタイトルを獲ることができれば、来年3月の若松クラシック出場権が手に入る。「ヤンダビは狙いたいですね。若い男の子たちは“女子なんかに負けねーぞ”と思っているかもしれないけど、そういうのも全て乗り越えて結果を出したい」。4月の福岡ヴィーナスシリーズ準優勝戦Fが結果的に奏功。男女混合戦で力を付けた西橋が、男子の分厚い壁に風穴をブチあける瞬間に期待したい。(小西 吾郎)

 ◇小西 吾郎(こにし・ごろう)1978年(昭53)10月29日生まれ、東京都出身の45歳。桐生といえばソースかつ丼&ひもかわうどんだが、場内フードコートにある新井食堂の中華丼も楽しみの一つ。ただ、常駐メニューではありません。

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