【桐生ボート PG1ヤングダービー】中尾彰宏の“イイ値”は仲道大輔 “変身の転機”パンチパーマは永遠
2024年09月20日 04:30
ボートレース
「メンバーを見た時に自分がスタートを行けるかだと思った。壁は高い方が越えたときの達成感がデカい。F2でG1初勝利できたのは今後に生きてくる。壁が高かった分、思い出に残る」と力強く振り返った。
いつも以上に強い気持ちでレースに臨めた背景にはファンの後押しが大きい。初戦となった初日6Rのスタート展示前には激しい雷雨のため一時中断を挟んだ。「土砂降りの中でも“頑張れ”という声が聞こえて、それが残っている。F2だからといって弱気なレースはできないと思った」。勝利という最高の恩返しをしてみせた。
デビュー4年目の今期はA1級に初昇格。代名詞のパンチパーマにしたことが選手としての転機になったという。「何かを変えようと思ってこの髪形にした直後の22年6月の大村で西山貴浩さんに出会って、チルト0・5度の伸び型を教えてもらった。それが伸び型をやるようになった原点。この髪形にして人生が変わったので、髪がなくなるまで続けようと思う」とおどけた。順調に成長を続ける男に3日目も期待する。
【中尾の買い目】6Rは4コースカドから自在に突破。<4><1>、<4><6>流し。12Rは3コースから全速強襲。<3><4>、<3><5>流し。
◇中尾 彰宏(なかお・あきひろ)1990年(平2)11月25日生まれの33歳。大学時代、腰に届くまで髪を伸ばしてみたが特に何も変わらなかった。