【芦屋ボート ヴィーナスシリーズ第13戦スポニチ杯】山川美由紀V SG覇者のカツで変身!進化は明白

2024年09月23日 16:55

ボートレース

【芦屋ボート ヴィーナスシリーズ第13戦スポニチ杯】山川美由紀V SG覇者のカツで変身!進化は明白
スポニチ杯を手に満面の笑みを浮かべる山川美由紀 Photo By スポニチ
 ボートレース芦屋の「ヴィーナスシリーズ第13戦スポニチ杯」は23日、第12Rで優勝戦が行われ、2号艇の山川美由紀(57=香川)が2コースから差して2マークを先取り。そのまま先頭を守って優勝。前節の大村G3オールレディース競走からの連続V。今年2度目、芦屋では4度目、通算82回目のVとなった。1マークで外をけん制したイン寺田千恵が2マークで内を突き2着。3着には藤崎小百合が入った。
 一筋縄ではいかない優勝戦だった。枠なり4カドから藤崎がコンマ05のトップスタートで1マーク捲りに行く展開に。インの寺田は藤崎をけん制気味に回して懐が空いた。そこを5号艇の赤井睦が割り、さらに内を山川が差してバック加速。2マークは内有利に山川が先取りした。レース後、山川はファンの前で「ちょっと、これはビックリした。スタートを行き切れなかったので」と振り返った。

 前節の大村では真骨頂の4カド一撃で5年8カ月ぶりの優勝。今回は2コース差しでVと勝負強さが戻ってきた。

 理由がある。「四国地区選の時、森高一真と田村隆信(ともに85期のSGウイナー)にカツを入れられたんですよ」。現状打破へ、思考を巡らせた。「今年は1月から3月くらいまで昔のゲージ(ペラの物差し)を見たり、いろいろ試行錯誤して4月くらいからペラのベースを変えた。今は何となくこういう時はこうだろうというのがあります」。努力は裏切らない。調整の方向性が良くなってきた。

 今節、うれしい出来事があった。「長嶋万記ちゃんに“山川さん、進化してますね”と言われた。自分では何も変わったところはないけど」。ボートレーサーの“変化”は見た目では分からないが、分かる人には分かる。常にエンジンを出そうとする姿勢そのものがレジェンド女子戦士の進化なのかもしれない。

 ◇山川 美由紀(やまかわ・みゆき)1966年(昭41)10月24日生まれ、香川県出身の57歳。57期、香川支部所属。85年11月に鳴門でデビュー。89年7月の三国女子戦で初V。99年2月の鳴門四国地区選でG1初V。通算成績は8780戦2748勝、382優出82V(うちG14V)。同期に亀本勇樹、小畑実成ら。1メートル52、47キロ。血液型A。

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