【福井競輪 スポニチ杯フェニックスカップ】武藤龍生 菊池岳仁マークから抜け出し今年4回目の優勝

2024年09月27日 18:56

競輪

【福井競輪 スポニチ杯フェニックスカップ】武藤龍生 菊池岳仁マークから抜け出し今年4回目の優勝
フェニックスカップを制し、ガッツポーズの武藤龍生 Photo By スポニチ
 福井競輪の「スポーツニッポン杯・フェニックスカップ(F1)」は27日、12RでS級決勝戦が行われ、武藤龍生(33=埼玉・98期)が菊池岳仁マークから抜け出し6月24日の京王閣F1以来、今年4回目のVを飾った。2着は寺崎浩平、3着に新田康仁が入った。10Rのガールズ決勝戦は日野未来(31=奈良・114期)が完全Vを達成した。
 落ち着いた並びは前から寺崎―藤井昭吾、菊池岳仁―武藤、道場晃規―新田、単騎の飯野祐太。

 道場の上昇でレースが動く。残り2周を過ぎて先頭に立つが、すかさず菊池が叩いて先行態勢に。飯野は武藤後位に切り替える。打鐘過ぎから菊池がピッチを上げる。寺崎は大きく離れた6番手。菊池のペース良く最終バックまで1本棒のまま。3番手の飯野が捲り上げるが武藤のけん制で止まる。最終バックから寺崎が満を持してスパート。直線大外を強襲するが届かず武藤が菊池の番手から抜け出しV。

 武藤は「菊池君は気持ちの入った先行で強かったです。飯野さんをカベにしながらと思っていましたが、寺崎君が凄い勢いで来たので…。なんとか踏ん張ることができました」と話す。

 今シリーズは自転車の調整を続けた。日に日に感触は良くなりVにつなげた。

 「上のレースでも活躍したいですがまずは目の前のレースを大事にしたい」

 近況はビッグレースで安定した走りを見せている。自力選手が豊富な関東ラインなので、的確なマークさばきを持つ武藤の活躍は必至だ。

 ◇武藤 龍生(むとう・たつお)1991年(平3)3月26日生まれ、埼玉出身の33歳。98期の在所順位21位で2010年7月にデビュー。父は武藤嘉伸(引退)。的確なマーク運びには定評ある。通算成績は1155戦206勝。1メートル72、83キロ。血液型A。

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