藤井正弘の血統トピック
種付け数キズナ1位コントレイル2位 ディープ系世代交代理想的サイクル
2024年09月04日 05:30
ギャンブル
種付料×交配頭数の“種付けリーディングサイヤー”は、国内最高価格の2000万円で供用されたイクイノックス。203頭の交配牝馬を集め、おそらくルーキーサイヤーの国内記録となる40億6000万円を稼ぎ出した。同じく種付料2000万円のキタサンブラックは191頭で、こちらは父子で1、2位を独占している。キタサンブラックの父は周知の通り、ディープインパクトの全兄ブラックタイド。23歳の今年も現役種牡馬としてサンデーサイレンス後継のアンカーを務めた同馬は、全弟とは全く異なるプロセスで骨太のサイアーラインを築き上げている。
前年比750%アップの種付料1500万円で注目されたスワーヴリチャードは、種付け頭数も60頭増の150頭。同じく1500万円のエピファネイアの131頭を上回った。エピファネイアは202頭に種付けした後継エフフォーリアと競合する部分もあったかもしれない。スワーヴリチャードと同じハーツクライ後継サリオスも人気が高く、種付け頭数ではエフフォーリアに次ぐ第5位の196頭を記録した。 (サラブレッド血統センター)