藤井正弘の血統トピック
クラウンプライド&リメイク注目!韓国で“大暴れ”の「母父キンカメ」
2024年09月11日 05:30
ギャンブル
クラウンプライドはコリアカップをワンサイドで逃げ切って完全復活を遂げた。5馬身差の2着は昨年末のチャンピオンズC、東京大賞典連続2着などG1実績豊富なウィルソンテソーロで、4着ライトウォーリアは今年の川崎記念優勝馬。上位4頭の年度末確定値によって算出されるレースレーティングは恐らくG2水準をクリアすると思われる。かつてのジャパンCにおける外国招待馬のように、日本調教馬がコリアカップのグレードアップを一手に引き受けた形だ。こちらもBCダートマイルの出走権を獲得。父リーチザクラウンの母系に凝縮されたアメリカ主流血統の真価を発揮するチャンスを得た。
「母の父キングカメハメハ」という共通項でもくくることができるリメイクとクラウンプライドは、それぞれの父にとって一子相伝的な大物でもある。貴重なサイヤーラインの後継者という観点からもこの秋の戦いに注目したい。 (サラブレッド血統センター)