霜田NDの辞意了承 最大の理由は“役職の重複”

2016年11月19日 05:30

サッカー

霜田NDの辞意了承 最大の理由は“役職の重複”
霜田ナショナルチームダイレクター
 日本代表のハリルホジッチ監督の「腹心」として貢献してきた日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(ND、49)の辞意が、スポニチ本紙既報通り了承されることになった。18日、霜田氏がJFAハウスで取材に応じ、16日にハリルホジッチ監督に、翌17日に田嶋会長に辞意を伝え、了承されたことを明かした。
 辞意を固めた最大の理由は統括する役職の重複だ。「技術委員長、ダイレクターがたくさんいるのは良くないのでは、と思っていた」。3月、田嶋氏の日本協会会長就任に伴い、西野朗氏が技術委員長に就任した。霜田氏は技術委員兼NDへ、事実上の“降格”。組織としてのバランスの悪さを強く感じていたという。

 今年限りで退任し、今後については「全く白紙。現場の指導者をやってみたい」と話した。西野技術委員長によれば後任は未定で今後は西野氏が中心となってA代表のサポートにあたる。ハリルホジッチ監督にとっては今後も進退問題と隣り合わせの戦いが続く。最後はワインで乾杯し互いの健闘を誓いあったというが、15年3月の招へいから二人三脚で歩んできた最大の理解者を失う不安は小さくない。

おすすめテーマ

2016年11月19日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム