香川、4戦ぶりトップ下先発も 本職で昨年6月以来のゴール狙う

2017年03月27日 05:30

サッカー

香川、4戦ぶりトップ下先発も 本職で昨年6月以来のゴール狙う
タイ戦へ向け足並みはピッタリ!ウオームアップする(右から)酒井高、清武、小林、香川、遠藤、山口 Photo By スポニチ
 【W杯アジア最終予選B組   日本―タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )】 日本代表は26日、W杯アジア最終予選タイ戦(28日、埼玉ス)に向けて埼玉県内で練習を行い、MF香川真司(28=ドルトムント)が国際Aマッチ4試合ぶりにトップ下で先発する可能性が高まった。23日のUAE戦は不慣れなインサイドハーフで奮闘したが、ゴールには絡めなかった。今回は本職の2列目に入り、16年6月3日のブルガリア戦以来のゴールを狙う。
 違いを示す時が来た。冒頭15分を除き非公開で行われた26日の練習。関係者によると、ゲーム形式のメニューで主力組のトップ下に香川が入った。「この前の試合(23日のUAE戦)は相手のストロングポイントを消す試合だったが、タイ戦は自分たちが主導権を握れると思う。その中で自分が担うものは大きい。引かれた相手をいかに崩すか。そのイメージを持ってやりたい」。はやる気持ちを抑えるように、静かに言葉を紡いだ。

 UAE戦は4―3―3の右インサイドハーフで先発。不慣れな位置で体を張った守備を見せて奮闘したが、攻撃面では輝きを放てなかった。相手の中盤をつぶすアウェー仕様の戦いと違い、大量得点も視野に入れるホームのタイ戦では基本布陣の4―2―3―1に戻す可能性が高い。香川がトップ下で先発すれば、昨年10月11日のオーストラリア戦以来、国際Aマッチ4試合ぶり。長友が「カメレオンのようにシステムや選手を変えられるのが今の日本の強み」と話す変幻自在の戦術が機能するかは、背番号10のプレーに懸かっている。

 香川の国際Aマッチの前回ゴールは2得点した昨年6月3日のブルガリア戦。タイ戦で無得点に終われば、次戦は6月7日の親善試合シリア戦となるため、1年以上ゴールから遠ざかることになる。

 10年W杯南アフリカ大会後に背番号10をつけてからは毎年得点を重ねてきただけに、タイ戦での結果へのこだわりは強い。「ポジション争いは激しく、自分のポジションを確立している選手はいない。結果にフォーカスしてやりたい」。久保や清武らの台頭もあり、2列目の定位置争いがし烈を極める中、本職で輝きを放ち、健在ぶりをアピールする。

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