浦和 3発4連勝で堅首!勝ち越し弾の関根に独クラブが獲得興味
2017年04月23日 05:30
サッカー
生粋のドリブラー。今季は再三、主戦場の右サイドを切り裂き既に4アシストを記録。対峙(たいじ)する敵を抜き去る際の極意は「相手の足元がそろった時、バタバタする。その瞬間を見て右か左か(抜くサイドを)決める。いい時ほど何も考えないんですけどね」と笑う。この日、ゴールを決めた瞬間がまさに「無」の状態。関根はゾーンに入っていた。
札幌戦には特別な思いも秘めていた。出番こそなかったが、相手DF河合竜二(38)は関根がサッカーを始めた埼玉・FC鶴ケ島の大先輩で少年時代のスーパースターだった。「河合さんの前で決められて。こういう日が来るなんて」と感激した。試合後は2ショットで記念撮影にも納まった。「良かったよと言ってもらいました」。少年の顔に戻っていた。
19日には22歳の誕生日を迎えた。大学に進学していれば最終学年に当たる年。「プロ4年目、大学なら4年生、ゴールは最低でも5点、アシストは2桁は決めたい。今年は目に見える結果を積み重ねたい」と言う。関係者によれば、ドイツの複数クラブが獲得に興味を示している。3日遅れのバースデー弾は、確かな成長と今後のブレークを予感させた。
公式戦4戦ぶりに失点を喫し“完勝”とは言えない試合内容。それでも前半20分にラファエル・シルバが先制点を決め今季通算6点目、後半29分には興梠がPKを決め同7点目。後半途中から2トップを組んだ2人で得点ランクの1、2位を独占する。チームでも8戦24得点の破壊力。「前(攻撃陣)は絶対に点を取る。これを1年間続けたい」と関根。V奪回を狙う浦和が早くも独走態勢に入りそうだ。
≪年間102得点ペース≫浦和が札幌に3―2で勝利し、首位を守った。リーグ戦の1試合3得点は今季8試合で早くも5試合目。昨季の3得点以上5試合目は、8月の24試合目だっただけに今季のゴール量産ぶりが分かる。年間34試合制になった05年以降では、初の年間優勝を果たした06年にも3得点以上5試合目を今季と同じ8試合目にマークした。34試合制での浦和の年間最多得点は15年の69得点(1試合平均2.03点)に次いで06年の67得点(同1.97点)。今季は現在1試合平均3.0点で年間102得点のハイペースだ。
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