ハリル監督、豪対策へコンフェデ杯生視察「丸裸にしたい」

2017年06月21日 05:30

サッカー

ハリル監督、豪対策へコンフェデ杯生視察「丸裸にしたい」
ロシアに向け成田空港から出発したハリルホジッチ監督 Photo By スポニチ
 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が20日、コンフェデレーションズ杯(6月17〜7月2日)を視察するためにロシアへ移動した。8月31日のW杯アジア最終予選で対戦するオーストラリアがアジア王者として出場中。指揮官はオーストラリアの1次リーグ2試合を生視察する予定で、西野朗技術委員長(62)とのタッグで宿敵を丸裸にする。
 眠い目をこすりながらハリルホジッチ監督が成田空港に姿を現した。前夜は午前0時開始のオーストラリア―ドイツ戦をテレビ視察。若手中心の世界王者に、アジア王者が2―3と善戦した一戦を「オーストラリアは世界王者を相手によく持ちこたえた。同点になってもおかしくなかった。ゲームコントロールができるし、パワーもある」と振り返った。

 W杯アジア最終予選は残り2試合。8月31日のホーム・オーストラリア戦か、9月5日のアウェー・サウジアラビア戦に勝てば6大会連続の本大会出場が決まる。高温多湿の敵地で開催される最終戦決着は避けたいだけに、指揮官はオーストラリア攻略に躍起になっている。現地ではオーストラリアの試合は22日のカメルーン戦、25日のチリ戦のいずれも視察予定だ。3月のUAE戦では今野をインサイドハーフに起用する4―3―3を初採用。分析力には定評があるだけに、今回の視察で新たな戦術を考案する可能性もある。

 ハリルホジッチ監督を後押しするのが、17日から現地入りしている西野技術委員長だ。日本を指揮した96年アトランタ五輪では相手を徹底研究してブラジルを撃破する“マイアミの奇跡”を演出。今回も「オーストラリアを丸裸にしたい」と燃えている。

 ハリルホジッチ監督は1年後の本大会を見据えて気候やスタジアムの雰囲気もチェックする方針だが「その前にW杯に出ないといけない」と自らに言い聞かせた。コンフェデ杯視察後はフランスで休暇を過ごす予定。再来日は8月初旬の見込みだが、バカンス中もオーストラリア対策を練る日々は続く。

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