カズ　約３カ月ぶり出場　最年長出場記録を５０歳４カ月２６日に更新

2017年07月22日 20:13

サッカー

【明治安田生命Ｊ２第２４節第１日横浜ＦＣ―長崎（ 2017年7月22日ニッパツ）】Ｊ２横浜ＦＣのＦＷ三浦知良（５０）が２２日にホームのニッパツ三ツ沢球技場で行われた明治安田生命Ｊ２リーグ第２４節・長崎戦で約３カ月ぶりとなる公式戦出場。自らが持つＪリーグ最年長出場記録を５０歳４カ月２６日に更新した。

　カズは２―１と１点リードで迎えた後半２３分から途中出場。得点には絡まなかったが、２―１での勝利に貢献した。チームは５月以来２カ月ぶりの２連勝を飾っている。

　カズは４月１５日の第８節・町田戦（町田）で左膝を痛めて戦線離脱。今月１５日に行われた前節・岐阜戦（ニッパツ）で、負傷した町田戦以来１５試合ぶりにベンチ入りを果たしたが、出場はなかった。

　２―１の後半２３分にひときわ大きな歓声を浴びながら登場したカズは「うちは後ろを５枚にして、５―２―３のような形を取った。僕とレアンドロ（・ドミンゲス）が守備に追われる展開だった。ディフェンシブに逃げ切るんだと思って割り切ってプレーした」と守備に奔走した。シュートこそ０に終わったが、「ケガは大丈夫。本番と練習は違うので、こういうのを積み上げれば自信になる」と久々の実戦に手応えを得た様子だった。

　６月に加入し、前半６分の先制点にも絡んだＦＷレアンドロ・ドミンゲスについては「練習試合でも３、４個の決定機を演出していたが、今日も１、２個が作っていた。練習の時より守備も頑張ってくれたしね（笑い）」と話し、新しいチームメートを労った。

　これでリーグ２連勝。復活への一歩を踏み出したカズは、「終盤は逃げ切るので精一杯だった。これが今の僕たちの力。取ったボールをつないで相手をいなせる力をつけていかないと」とチーム力の底上げを期した。