国内組限界“新鮮力”現れず…西野委員長「W杯は正直難しい」
2017年12月17日 05:30
サッカー
「今大会のチャレンジは、本大会へ向けてのプラスアルファを見いだすこと。こういう試合で、それが判断できた選手がいたかは正直難しいですね」
2―1で勝利した中国戦後にハリルホジッチ監督は複数のA代表候補選手が出現したことを喜んだ。だが初戦の北朝鮮も2戦目の中国もW杯には出場しない。唯一、W杯ロシア大会出場国である韓国を前にしたとき、指揮官の幻想は完全に打ち砕かれた。
本職のセンターバックではなく右サイドバックで2試合連続フル出場の植田はポジショニングミスから3失点目の一因に。伊東は先制PKこそ獲得したが、その後は自慢のスピードを生かした突破力を発揮できず。右FW枠のFW久保(ヘント)やFW浅野(シュツットガルト)の牙城を崩すほどのインパクトは残せなかった。
西野委員長は「植田や伊東、土居…これ(アジア)くらいのレベルならばアクセントを付けられても(W杯は)また違いますからね。個人で戦況を変えられる、それを高いステージでも出せる選手が必要。より大きいグループで考えないといけない」とし、世界で戦うための“ジョーカー役”“ポリバレント選手”の乏しさを口にした。
17年ラストマッチで突きつけられたのは、国内組の限界という厳しい現実だった。ハリルジャパンの切り札探しは年が明けても続く。
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