東京世代が開幕1号!鳥栖ドローもFW田川、開始3分でPK弾

2018年02月24日 05:30

サッカー

東京世代が開幕1号!鳥栖ドローもFW田川、開始3分でPK弾
神戸戦の前半、先制のPKを決め喜ぶ鳥栖・田川(左) Photo By 共同
 【明治安田生命J1第1節   鳥栖1―1神戸 ( 2018年2月23日    ベアスタ )】 明治安田生命J1リーグは23日、26年目のシーズンが開幕し、ホームの鳥栖はベストアメニティスタジアムで神戸と戦い、1―1で引き分けた。若きストライカー、FW田川亨介(19)が前半3分に自ら得たPKを決めて先制。18年のJ初ゴールを記録したが、後半42分にFWハーフナー・マイク(30)のゴールで追いつかれた。今季から新規ファン開拓などを目的として本格実施される金曜ナイター開催で、他の試合に先駆けて1試合だけ行われた。
 伸び盛りの19歳が高らかにJリーグ開幕を告げた。前半3分。FW田川が迷いなくボールをセット。左足でPKを右隅に突き刺し、18年のJ1第1号を決めた。PKは当初原川が蹴る予定だったが、自らキッカーを志願。「開幕前から最初のゴールを狙っていた。それが実行できて良かった」と胸を張った。

 「今季は2桁取りたい。その第一歩。(2桁得点が)できれば、さらにサッカー人生も変わってくる」と振り返ったFWは、開始早々に抜群のスピードでDFラインの裏を突く。すると相手DF那須はペナルティーエリア内で倒して止めるしかなかった。得点を挙げた後も、ゴール前に斬り込み何度も好機をつくった。

 鳥栖の下部組織から昨季トップに昇格し、4月8日の新潟戦ではクラブ最年少記録となる18歳56日でJ初ゴール。20年東京五輪を目指す森保ジャパンでも常連となった。視察した森保監督が「彼の特長が出た。どんどんレベルアップしている。試合に使ってもらって自信をつけている」と評した。長年チームを支えたFW豊田は韓国の蔚山に移籍した中、新エースへ名乗りを上げた。

 Jリーグ初めての金曜開催。平日の夜ながら、スタジアムには1万9633人のサポーターが押し寄せた。声援を受け、鳥栖は勝利に迫ったが、終盤に追い付かれ、勝ち点1にとどまった。それでも、堅守速攻のスタイルは今季も健在で、スピード豊かな田川は確かな存在をアピールした。「勝てた試合。自分がもっと点数を決めていれば」。その言葉はエースとしての自覚十分だった。

おすすめテーマ

2018年02月24日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム