東京世代が開幕1号!鳥栖ドローもFW田川、開始3分でPK弾
2018年02月24日 05:30
サッカー
「今季は2桁取りたい。その第一歩。(2桁得点が)できれば、さらにサッカー人生も変わってくる」と振り返ったFWは、開始早々に抜群のスピードでDFラインの裏を突く。すると相手DF那須はペナルティーエリア内で倒して止めるしかなかった。得点を挙げた後も、ゴール前に斬り込み何度も好機をつくった。
鳥栖の下部組織から昨季トップに昇格し、4月8日の新潟戦ではクラブ最年少記録となる18歳56日でJ初ゴール。20年東京五輪を目指す森保ジャパンでも常連となった。視察した森保監督が「彼の特長が出た。どんどんレベルアップしている。試合に使ってもらって自信をつけている」と評した。長年チームを支えたFW豊田は韓国の蔚山に移籍した中、新エースへ名乗りを上げた。
Jリーグ初めての金曜開催。平日の夜ながら、スタジアムには1万9633人のサポーターが押し寄せた。声援を受け、鳥栖は勝利に迫ったが、終盤に追い付かれ、勝ち点1にとどまった。それでも、堅守速攻のスタイルは今季も健在で、スピード豊かな田川は確かな存在をアピールした。「勝てた試合。自分がもっと点数を決めていれば」。その言葉はエースとしての自覚十分だった。