岡田武史氏 西野新監督は「ベストな選択」 S級返上は「未練出るのが嫌」

2018年04月10日 11:14

サッカー

岡田武史氏 西野新監督は「ベストな選択」 S級返上は「未練出るのが嫌」
「コカ・コーラ FIFAワールドカップキャンペーンPRイベント」に出席した岡田武史氏 Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表監督で、FC今治(JFL)のオーナー・岡田武史氏(61)が10日、「コカ・コーラ FIFAワールドカップキャンペーンPRイベント」に出席。6月14日に開幕するW杯ロシア大会について言及した。
 日本サッカー協会は9日、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任と、西野朗技術委員長(63)の監督就任を発表。大会本番が2カ月後に迫った時期での解任劇に、98年フランス大会、10年南アフリカ大会と2度のW杯で日本代表を指揮した岡田氏は「最後の決断をされたので、結果は誰にも分からないので、会長の決断を尊重したい」とコメント。「誰もが2カ月前に解任するのはリスクあると分かった上でやっている」とした上で、新任の西野監督を「選手とのコミュニケーションがうまい人だと思っているので、代表チームを知っているという上でもベストな選択だと思う」と評価。ハリル前監督については「監督は選手から好かれる必要はないけれど、尊敬というか、一目置かれる存在でないといけないと思う。ハリルの場合どうだったかというのは私には判断できませんが」とした。自身への代表監督打診はあったか?との問いには「もちろんなかった」と即答した。

 自身のW杯の思い出を問われると、「選手に声が届かなかった」と南アフリカ大会のブブゼラを用いた現地の応援を挙げ、「監督としてやっているふりしないといけないから、声は出していましたけど」と笑いを誘った。日本がW杯初出場を果たしたフランス大会については「日本が初めて出た時で僕も若かったし、初めての監督だったから、目の前のことをやるのに必死でした」と振り返っていた。

 また、岡田氏は日本代表やJリーグの監督に必要な日本協会公認S級コーチライセンスを返上していたことが明らかとなったが、代表監督復帰への意欲については「ないです」と即答。「新しい挑戦をするほうがわくわくするので、監督というものに未練が出るのが嫌なので、ライセンスを返上しました」と語った。

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